現在叡山電車の鞍馬線の主力(というかこの形式のみ・・)として活躍しているのが700系です。大きく分けて3種類の形式が存在し、叡山電鉄の前身である京都電燈が導入した開業時からの車両、デナ21形の足回りを流用したつり掛け駆動のデオ710形、京福デオ200形の足回りを流用したつり掛け駆動のデオ720形、京福デオ300形の改造名義(但し実態は車籍流用。よってデオ300形の部品は全て解体処分されている)で京阪1800系の足回りを流用したカルダン駆動のデオ730形がいます。ただ、710・720形に関しては後に前者は阪神から購入した主電動機に新品の台車、後者は京阪1900系の廃車発生品である台車と主電動機に交換されているため、全車両が近代的な台車にカルダン駆動となっています。
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車内です。車体長、車体幅を見ると、「路面電車以上、普通鉄道未満」という言葉がしっくり来るかと思います。
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ドアです。何やら賑々しいですがそれは置いといて・・。モノ自体は片開きドアで、隣の戸袋は見事な壁となっています。ここは戸袋窓とする会社が多いのですが・・。
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最前面です。ワンマン運転のため、運転台側に運賃箱と運賃表が設置されており、その部分のドアは開閉可能となっています。
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こちらはラッピングバージョン。
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窓です。基本二段窓ですが、中央のドアのみ一枚の一回り大きい固定窓となっています。ここの上のみ荷棚が無いことを考えると、3扉化を見込んでいるのでしょうか。
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座席です。ながーいスーパーロングシートで、片側4×4の16人掛けとなります。懐かしさを誘う紺色のモケットに、パイプ式の簡単な袖仕切りが備わります。肘掛としても使えそうですね。
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整理券発行機がある袖仕切りは板状のもので、内側にモケットも貼ってあるちょっぴり豪華使用です。とは言え上辺が背ズリと同じレベルの高さなので、肘掛としては使いづらそうです。座り心地は柔らかめ、叡山電車に共通して言えることですが、背ズリはほぼ垂直にセットされています。この辺りが元々の出自を物語っているように思えます。まぁ端から端まで乗ってもそこまで時間はかからないのでベターといえばベターでしょう。
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