愛知県最東端の市、豊橋市を中心に路線を持っているのが豊橋鉄道です。豊橋市内を走る市内線と、豊橋から渥美半島に路線を伸ばす鉄道線が存在します。
そんな豊橋鉄道の鉄道線で活躍するのが1800系です。形式の由来は、単に18m車体だからだとか。
鉄道線は伝統的にオリジナル車両は存在せず、どの時代も必ず譲渡車で賄われています。1800系も首都圏で見覚えのある方が多いでしょう、ダイヤモンドカットと呼ばれる前面を採用した東急7200系です。親会社は名鉄なのですが、名鉄に適当な車両がなかったために導入されたのだと思います。
現在10種類のカラーが存在しており、乗る楽しみがある路線になっています。
こちらは紫の車両。ローカル線ながら途中までは通勤通学路線としての需要があるため3両編成で運転されています。
そして黄色の車両。
新豊橋から三河田原までを往復するのみなので、側面方向幕は埋められています。
オレンジの菊編成です。側面戸袋にはイラストが貼り付けされています。
この編成は譲渡車両の都合か中間にも先頭車が入っています。おかげで白塗りになっていません(^^;;
ドアです。両開きの化粧板が貼られていないものです。
車端部です。こちらは狭幅の幌となっているため、アダプタが設置されています。
車端部です。この時代の車両ではよく見ることができた幅広タイプの幌となっています。よって仕切り扉は設置されていません。
最前面です。座席はありませんが、仕切り窓は前面展望が出来る程度に取られています。
天井です。冷房化されており、送風補助として扇風機も残っています。
窓です。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプとなっています。
座席です。ドア間は8人掛けとなっています。モケットはおおよそテーマカラーで揃えられています。この座席は着席区分のために1人ごとに区切りが入れられています。バケットタイプではないので、強制力は低いと思います。
車端部、4人掛けの優先座席です。今や死語となったシルバーシートの柄を採用しています。これは東急時代のものなのでしょうか? 座り心地は柔らか目、ボリュームも結構あるので40分程度の乗車時間となるこの路線では必要十分です。
中間に入った先頭車の運転台です。見事に運転危機は取り払われ、計器類にも蓋がされています。
そうそう、時間や日にちは限定されていますが、チャリを持ち込むことも出来るんですね。滋賀の某所からは「そんなのデフォルトやで」と言われそうですが(^^;;
こちらは黄色の車内です。テーマは「菜の花」で、テーマらしくデザインもアレンジされています。
天井です。つり革も黄色の五角形のものになっています。これで扇風機の羽まで黄色くしていたら完璧ですね。
留め具には菜の花のイラストが貼り付けされています。
座席です。柄が菜の花となっています。そして、こちらはどういうわけか着席区分は入っていません。また座り心地もクッションが経たり気味です。経年を感じますね。
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豊橋鉄道1800系
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