ハマの赤い彗星、京急のフラッグシップトレインとして活躍している2100形、最近モーニングウイング号が運転開始したことにより朝にも運用される機会が増えました。そんな同系列ですが、登場から20年を目前に更新工事が行われています。
前面の表示は両方ともフルカラーLEDに変更されています。側面は幕式のままなんですけどね…。
車内です。更新工事とは言え、基本的な配色等はそのままとなっています。2ドア転換クロスシート、首都圏でこの言葉を言えるのもここだけですね。
ドアです。化粧板仕上げなのは以前からですが、新しいものに交換されたため色調が異なっています。視認性の観点から言えば成功しているかもしれませんが…。ドア上のLED表示機がLCDディスプレイに交換されています。片面のみで、運行案内に徹していますね。
車端部です。画像は優先座席を有している区画です。こちらはまた後程…。
天井です。照明がカバー付きの蛍光灯から反射式のLED灯に変更されました。新世代の直接光を注がない方式はこの反射式となるようですね。
窓です。ドア間は横引き式のカーテンが残っています。窓枠下辺が若干傾斜が付けられているのは相変わらずです。要するに、モノを置き逃げするなよ、ということです。
座席です。ドア間は自動転換機構付のノルウェーエクネス社製の転換クロスシートですが、シートピッチをギリギリにまで詰めているため一方向固定となっており、乗客が転換することは出来ません。この角度からの画像で、いかにシートピッチが狭いかがお分かりになるかと…。
車端部のボックスシート、こちらは優先座席です。更新工事でモケットが貼り換えられ、一般座席の地色とドットのカラーを反転させたものになりました。これで視認性が格段に向上しましたね。ちなみに更新と同時にここの窓が開閉可能となっており、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプに変更されています。
空港線にも乗り入れることを考慮して設定されたとおぼしき座面の跳ね上げ機構も健在です。実際に羽田空港へ乗り入れる運用もありますが、座席定員を殺してまで跳ね上げる人、まぁいないでしょうね…。
補助椅子は更新後も健在です。指定区間のみ利用可となるのも変わりません。
車椅子スペースは下にベビーカーマークを貼り付けることでフリースペースとなりました。介助者(保護者)が補助椅子に座ることも出来るわけですからよく考えたものです。
更新工事実施により、益々の活躍が期待出来ますね。
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京急2100形 更新車
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