近鉄の中でも異色な第三軌条路線、東大阪線の延伸路線に当たるけいはんな線開業に伴い増備された7020系です。見た目は完全に7000系です(^^;;
車内です。外観は7000系と同じですが、内装に関しては7000系のシリーズ21版と言った感じですね。
ドアです。両側にはイエローラインが入れられています。LED表示機は相変わらず千鳥配置、そして文字もまた小さめです。
車端部です。こちらもまた時代から取り残されたように感じます。仕切り扉は窓が小さく見通しはよくありません。
優先座席を有する車端部です。こちらは座席が両側ともに設置されています。そう言えば、7000系と比べて妻窓が小さくなってますね。妻窓設置に消極的な最近の近鉄を表しているような気がします。
最前面です。地上区間があるとは言え基本は地下鉄、仕切り窓も小さいです。しかし、相変わらず特徴的な断面をしています。
天井です。シリーズ21の後期に導入された車両らしく、照明はカバー無しの蛍光灯となっています。何だかなぁ…。吊革は長さが三段階に設定され、ある程度の柔軟性を確保しています。
窓です。今時の車両にしては珍しく二段窓で、内折れ式で開閉することが出来ます。日除けも爪を引っ掛けるロールカーテンタイプで残っています。この辺りはさすが関西私鉄。
座席です。モケットは7000系時代から続く赤いものですが、片持ち式で袖仕切りがシリーズ21に見られるものに近いものとなりました。ドア間は6人掛けです。
車端部は3人掛けです。7000系の構造を採用したためか、妻窓の下にちょっとしたスペースがあるため、戸袋の向かい側では肘掛けとしても使用出来ます。
優先座席です。こちらは灰色のモケットとしています。座席の座り心地は非常に残念です。シリーズ21でお馴染みの硬いものでして、中央線等の短距離利用ならまだしも、けいはんな線からの直通ではかなり負担かと思います。外観ではほとんど違いが分からないだけに、車内を見て落ち込むこととなりそうです。
車椅子スペースです。最近の近鉄でお馴染み、握り棒とヒーターが一体となったボックスを取り付けています。妻面には非常通話装置も設置されています。