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Channel: 車内観察日記
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JR東日本E231系

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思えばこの列車が私の首都圏初観察記事でございました。トップバッターはE231系、形式こそ近郊型ですが、山手線や総武緩行線、常磐緩行線などに通勤型車両も存在します。画像は東海道線や湘南新宿ラインなどで活躍する近郊型です。


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こちら中央・総武緩行線。通勤電車仕様ながら、十の位は「3」に収めています。ある意味「普通列車用」なんでしょうね。

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そしてこちらが東西線直通仕様車の800番台。拡幅車体となっていない辺りがポイントでしょうか。関西在住であり、内容は関西人の視点から見たものですので、多分に偏見が含まれておりますことをご容赦下さい。

総数の中で大半を占めるロングシート車の車内です。寒色系の色使いとなっています。これが東京の電車かと・・。


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こちらは800番台の車内です。基本的には209系のデッドコピーです。


基本10両編成であれば国府津車両センター所属が4両、小山車両センター所属が2両、付属5両編成であればそれぞれ2両が連結されているセミクロス車です。


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車端部です。仕切り扉は窓が大きいものの化粧板は貼られていません。


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仕切り扉の無い車端部です。あくまでも風の通り抜けを最低限防止するのみ、騒音は筒抜けです。画像は優先座席を有する区画ですが、ここから見ると吊革以外ではほとんど分かりません。


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グリーン車横はこのような感じ。グリーン車の仕切り扉自体は窓が無いものなので見通しが良くない、というか「無い」(笑)


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最前面です。画像は800番台で、裾絞りが無いのが特徴でしょうか。構成自体は209系と同様で、運転台側の壁は正面衝突事故時に運転士を迅速に救出する為に取り外せるようになっています。


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天井です。登場当初の蛍光灯でして、節電が叫ばれた昨今は一部が抜き去られていました。しかし見事なグレートーンだこと・・。


座席です。ドア間は7人掛けと4人掛けが存在します。袖仕切りはこれまで散々に書き散らした使い勝手の悪い大型袖仕切り、画像の7人掛けであれば2本のスタンションポールが入っています。座り心地としては、これまで乗った電車の中で「最悪」と言えるかも。ホールド性皆無と言っても過言ではないイタズラな硬さと張り出し方がおかしい背ズリ。この形状通りに座ると、戸袋部分ならまだしも窓部分であれば仰け反る勢いです。オマケにこの狭い面積と硬さで全体重を支えようと言うのですから、拷問以外の何物でもないですよね。そして座面。画像ではあまり分からないかもしれませんが、座面角度が窓側ではなくて通路側に付いているいわゆる「逆傾斜」となっています。わかり易く言うなら「しっかり組み立てられないパイプ椅子」みたいな(笑) そして片持ち式座席あるあると言ってもいい程の足元の寒さ。ヒーターの弱さはマジでどうにかしてください。短距離移動ならまだしも、これで1時間2時間は本当に何の嫌がらせですかと。


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優先座席の3人掛けです。モケットは黒い座面に赤いゼブラ模様の背ズリ、これ自体はJR東日本のどこでも見ることが出来ますね。



続いてセミクロス車。クロスシートに関してはボックスシートです。おかげで、JR旅客会社の中で唯一転換クロスシートを持たない会社という称号を獲得(笑) まぁ「混雑を考えると当たり前じゃ」というのが実情なのでしょうね。


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そのクロスシートですが、座席下部に関してはロングシートと全く一緒です。この時点で既に赤点級のダメさなのですが、ヘッドレスト部分で更に大きな減点が。表地はレザー張り。そして座った瞬間に僕は怪我をしましたよ(笑) ヘッドレストの硬さは異常です。国鉄型車両のボックスシートも大概ですが、こちらは度を越えています。またこれまた逆傾斜となっており、ヘッドレスト上部の角が必要以上に張り出した武器仕様。一体乗客を何だと思ってるんでしょうね。・・あ、快適に移動したけりゃグリーン料金払えですかそうですか。


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フリースペースです。握り棒と非常通話装置が備わります。握り棒は窓上にも備わっており、特定利用者がいない場合でも立ち席スペースとして機能できるようになっています。


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続いてダブルデッカーのグリーン車へと参りましょうか。ドアは片開きですが化粧板は貼られていません。

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半自動機構も備わります。外側は開ける、内側は開閉両方のボタンが備わります。

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くずもの入れです。ピクトグラム、小さすぎではないかい?(笑)

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トイレです。中は洋式となっています。

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洗面台です。カーテンによって仕切ることが出来ます。

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まずは階上席から行きましょうか。青色のモケットをしたリクライニングシートが並びます。

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階段出入り口です。左上にLED表示機が設置されています。

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天井です。照明はカバーがかかった蛍光灯、金属メッシュカバーが主流となった今としてはちょっぴり高級感というか柔らかい雰囲気を醸し出しているような気がします。その横にはSuicaの読み取りリーダーが有りますね。料金を追加して乗る列車の文化が中々根付かない関西在住だと、こういうのって進んでるよなぁ、と思わされた次第。

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窓です。やはり強度の関係もあってかそこまで大きくありません。見下ろすためのもの、と思ったほうがいいでしょう。日除けはフリーストップタイプのロールカーテンです。

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座席です。グリーン車だけありしっかりとリクライニングシートが並びます。

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座席自体はE257系以降東日本のあちこちで見ることが出来るリクライニングシートです。違うところといえば、座面スライド機構が省略されていることでしょうか。この辺りは特急列車との穏やかな格差構造でしょう。

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足元にはドリンクホルダーが備わります。

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仕切り際にもテーブルが備わっており、跳ね上げ式となっています。これが一番現実的ですねぇ。時代的にも特急列車ではコンセントの取り付けが主流になっているのですが、普通列車グリーン車ではその素振りすら見せませんねぇ・・。

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続いて階下席です。こちらはピンクをベースにしたモケットとしており、何かと人気な階上席と比べて落ち着きを求める方のやや大人向けな印象です。

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同じく階段出入り口です。やはり天井の低さはどうにもならないところ・・。

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天井です。階上席と違ってフラットな造りで、やや圧迫感を持つかと思います。蛍光灯も少なめ、カバーには中央に押さえが入っています。

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階下席に関しては、階上席と比べて暗くなりがちなので読書灯が備わります。分からない設備ではないですね。

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窓です。階上席とは違って視線のベクトルは上を向くものかと。

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座席です。モケットを変更した以外は階上席と変わりませんが、視線の低さを少しでも解消する為にセミハイデッキ構造となっています。

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車体構造の関係で裾が絞られており、階上席と比べると窓側は窮屈な思いをすることになるかと。座り心地は硬め、長距離利用客を前提としてる割には寛がせない造りになっている気がしてなりません。

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お次は車端部の平屋席です。ここはダブルデッカー部分とは違ってデッキとの間に仕切りがあり、ショートショートな空間で好きな人は好きな区画です。それと、荷棚があるのが一番のポイントですね。ただ、台車直上なので揺れるんですよねぇ・・。

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こちらが2両連結されたグリーン車の中央部分。車掌室等が備わるため座席が8名分しかありません。グループでここを占領するのも悪くないでしょう。

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ちなみに、ここの車掌台側のドアはまさかの手動式、寝台車のような外開きの扉となっています。なんでこうなったんでしょうねぇ・・。

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座席自体は階下席と同様ですね。セミハイデッキ構造となっていないのと視点がノーマルなことくらいでしょうか。


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