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かつて京福電鉄の「福」の部分を意味したこの路線、度重なる事故によりこれらの路線は全て廃線となり、かつての越前本線と三国芦原線が第三セクターの「えちぜん鉄道」として再出発しました。この時に導入されたのがMC6001形です。その出自は元愛知環状鉄道の100・200・300形で、譲渡により降圧化改造等が実施されています。
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愛環時代の車体では車両限界に接触する恐れがあったことから、車体前面の角を切り取っています。某近江の鉄道でも見ることが出来る手法ですね。ちなみに、電動機はJR東日本113系の廃車発生品を利用しているため、あの「バー」と「ガー」の間くらいで何と言えばよいか分からないお馴染みの騒音を聞くことが出来ます。
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車内です。セミクロス配置は変わらず、愛環時代よりも爽やかな印象で決めています。どうでもいい話ですが、えちぜん鉄道には一部時間を除いてアテンダントさんが乗車しており、車内アナウンスやきっぷの発券業務を担当しています。普段のアナウンスは普通なのですが、きっぷ発券の時に突然福井弁に豹変するのが個人的にはツボです。どこでもそうですが、あのギャップが旅人にとっては結構大事なスパイスだったりします。
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ドアです。片開きの金属仕上げ、シンプルにそれだけです。
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最前面です。ワンマン運転対応となっているのは愛環時代から変わりません。運賃表示機がLCDディスプレイとなっているのが目新しいですね。近年ワンマンカーの運賃表示機がやたらLCD化されてきていますが、「インバウンド対応」という名目の元補助金が出るんだそうな。
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天井です。照明が蛍光灯タイプのLED灯になっています。
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その割に扇風機が残っているこのギャップが何とも言えません(笑) 形状は国鉄型車両の扇風機に似ていますね。
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窓です。片開き扉ということもあり、戸袋窓1枚と二段窓3枚が並びます。二段窓は下段固定上段下降式となっています。
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そして扇風機の操作スイッチ。ここだけ切り取ると国鉄型車両と見間違えてしまいそうなほどの酷似っぷりです。
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座席です。まずはクロスシートから参りましょう。ボックスタイプで、ドア間に2組が配置されています。
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座席自体は愛環時代のものですが、モケットを鮮やかな青に貼り換えています。車のようなヘッドレストが特徴的ですが、これが座り心地に影響しているような気がしてなりません。もう少し張り出しを無くすか、いっそのこと取っ払っちゃった方がいいかもしれません。
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ロングシートです。まずは3人掛けから。バケットタイプで、座り心地は可もなく不可もなく。福井から終点各駅までとなると少し厳しいですが、地元の短距離利用程度であれば問題ありません。
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そして2人掛け、整理券発行機がセットになった区画です。袖仕切りはパイプ構成、国鉄型車両と違う点といえば、二段式となっていることですね。それでも越前は北陸、冬季は冷え込むでしょうに・・。
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ちなみに縦方向のパイプにはロープが付いていますが、えちぜん鉄道では冬季を除く土日の8時~18時の間は一部の駅限定で(かなり制限多いな・・)サイクルトレインを実施しています。その持ち込まれたチャリを固定するための用具なんだそうな。