JR型電車が新快速・快速用に大量に増備されると、113系は周辺線区に散らばっていきました。その後、様々な面で見劣りするようになったため、JR西日本は113系のリニューアルに着手します。張り上げ屋根、すっきりした屋根部分、側窓の変更などなど・・もう外見だけで違いが明らかです。
上画像のように全車が更新されているのは珍しく、先頭車のみ、中間車のみリニューアルといった凸凹編成も多く存在します。これらはだいたい混色編成となっていましたが、最近はこのように両方まとめて抹茶色化されたりしています。
車内です。外見でビックリ、車内に入るともう腰を抜かすほどの変貌振りです(^^;;一応更新前も載せておきましょうか。
ドアです。ドアそのものはステンレス地そのままのものです。なぜ化粧板が貼られなかったのかが気になります。半自動時の開閉ボタンも設置されています。そして何より113系から遠ざかった点として、ドアエンジンが交換されて静かな開閉音になったことですね。写ってないですがドア上のカバーも幾分小さくなりました。
天井です。こちらもこれだけ見ると113系だとはわかりません(^^;;蛍光灯には関西を走る車両らしくカバーがかけられ、つり革が三角から丸型へ交換され少なくなっています。
窓です。パーツが交換されたためだいぶ印象が異なっています。カーテンは爪を引っ掛けるものです。窓の開閉機構は下段固定、上段が内側へ向けて開くようになりました。・・113系では残ったのですね、戸袋窓。。無ければそれはそれで厳しい苦行席になるわけですが(^^;;
最前面です。ここはそのままなんですねぇ・・そしてロングシートが少なくなって立ち席スペースが増えたようです。
トイレのある車端部です。左側がトイレ、右側は車椅子スペースになっています。113系に車椅子スペースですよ皆さん!!(^^;; トイレ横は2人掛けロングシートです。
こちら通常の車端部。少しドア近くに違和感を覚えますがそれは後ほど…
座席です。223系2000番台
と同様の座席です。転換クロスシート化されて113系お馴染みのあの構成から脱却しています。ドア横は広くないため補助椅子は設置されていません。
転換クロスシートです。全ての感想は223系2000番台と同様です。元々113系の窓側は肘掛が無く窓の桟もただはめてあるだけのような感じでしたが、体質改善にあたり桟にスペースが設置され、肘掛兼ペットボトルくらいは置けるテーブルと化しました。これはうれしい改造です(^^) しかしながら骨組みだけはどうやっても弄れないので、場所によっては視界が完全に「…。」になってしまいます。いや、むしろ大半が「…。」ですね。特に前から2列目の座席が一番太い柱にぶつかる修行席です。まぁ居住性そのものが向上していることを考えれば贅沢な苦情ですね。
固定クロスシートです。こちらは戸袋窓の関係で窓側がなんにもありません(^^;; どうせならテーブルか肘掛のどちらかは取り付けて欲しかったですかね。あともう一歩。
視点を変えて車端部のボックスシートです。上が通常の座席、下が優先座席です。さて、さきほどドアに違和感があるといいましたが、それは壁際の固定シートが原因です。通常、壁際はドアと干渉しないように横幅を狭くするのですが、こちらははみ出していてもお構いなし、他と同じ座席を使用しています(^^;;
最前列直後とトイレ横のロングシートです。この手の車両でロングシートが残っているのはここくらいです。座り心地は、柔らかめ、触りごこちはモケットが変更されているため一味違います。
最近ではモケットが張り替えられた編成も多数出ており、旧モケットは急速に減っています。ちなみに、こちらはドア間中央の柱がぶつかって景色が見えないいわば「修行席」です。言っちゃえば、一番左は戸袋窓、右側はボックス配置となっているため、気兼ねなく景色が楽しめるのは後ろから2番目の席だけだったりします。
こちらは延命30Nの車内です。座席交換以外はそのまま置いてある感じです…ドアもうるさいまんまです(^^;;
天井も従来のものに化粧板をはったものになっています。
さて座席です。こちらも223系2000番台同様のものですが、体質改善車のように窓側にスペースはなく、
普通の桟のままになっています。
このように内外共々大変身を遂げたJR西日本の113系。しかしなんだかんだ行っても走り出せばそこは113系ワールドです(^^;;原型車より先に廃車されるとは考えにくいので、しばらくは残っていそうです…
さて、225系から続いた新快速の系譜、如何でしたでしょうか?
少し知識足らずなとこもあったとおもうんですが、そこは勘弁してください(^^;;
そして、2代目新快速用車両、153系に関しては、僕は乗ったことはおろか見たこともありません。
こればっかりはどうしようもないんでご了承ください…