「万葉線」、高岡駅前を中心に地域住民の足として活躍していますが、かつての「加越能鉄道」感が薄れた象徴とも言えるのがこの車両の登場でしょう。
MLRV1000形、もはや前のアルファベットは一体なんだというような感じですが、万葉線化により大量導入された低床車両です。真っ赤な車体はチューリップをイメージしたものでしょうか?
車内です。外観とは裏腹に、内装は中々モノトーンな色使いとなっています。
ドアです。両開きのプラグドアで、大型の窓がはめ込まれています。
最前面です。客室とは簡単な仕切りが入っています。運転台へは段差を越えたからの乗り込みとなります。
天井です。暖色の蛍光灯とダウンライトを組み合わせています。吊革は割と高めに設置されています。
窓です。大きな窓で展望がよくなっています。ついでに日除けも備わっているのはうれしいですね。
で、ロングシート部分の窓はなぜか日除けが横引き式です。
座席です。最近の超低床車両ではメジャーとなりつつあるセミクロスシート配置となっています。
まずはクロスシートです。こちらは着席区分を見ていると4人掛けボックスシートです。足元はセミハイデッキ化されています。
そしてこちらは一応2人掛けボックスシートです。幅としては1.5人掛け、大人と子どもであれば2人で座れそうです。右側の座席はタイヤボックスとなっているのか座面が少し高めです。
ドア向かい側はロングシートとなっています。短距離専門、背ズリ上部が少しだけ立てられていますが座り心地としては大したものではありません。
運転台直後は車椅子スペースとなっています。
このスペース前のクロスシートは座面が跳ね上げ可能となっています。
で、その跳ね上げの図。
更に運転台側にも補助椅子が備わります。
今度は展開の図。
そして降車ボタンです。そこまで矢印で包囲する理由とは!?
さて、この万葉線の沿線は藤子・F・不二雄の出身地ということもあり、1編成限定で「ドラえもんトラム」が走っています。なお、この「ドラえもんトラム」は検査の度に対象車両が変わっており、2016年時点では3代目となっています。
車内です。座席モケットこそ一般車と同等ですが、化粧板などがすごいことになっています。というか、これ内外装ともに3回も変えたのか(汗)
最前面です。右側にはドラえもんがいますね。
天井です。照明が暖色系の蛍光灯となっています。
吊革も留め具がドラえもんやドラミちゃんになっていますね。
座席横のボックスには秘密道具が描かれています。
そして先程のドラえもん。ニット帽を被っています。
最後こちら、等身大ドラえもんのシルエットです。案外デカいですね(苦笑)