大阪阿部野橋から出発する南大阪線系統でまだまだ主力を張っているのが6020系です。世代的には奈良線系統の8400系や大阪線系統の2410系などと同世代にあたるでしょうか。
1本はかつて存在したラビットカー塗装となっています。養老鉄道にも復刻した編成がいましたっけ。
うさぎをデザインしたロゴもあります。当編成は一度もラビットカー塗装をまとったことが無いのは言ってはいけないことでしょうか?(^^;;
大阪阿部野橋から吉野まで通しで運転する急行も30分間隔で運転されています。乗り通すとなると軽く鬱が入りそうな運用がゴロゴロしてるのが近鉄ですよねぇ、ああ特急に乗れですかそうですか…。
車内です。4扉オールロングシートの完全通勤型車両、乗車時間の割にトイレが無いのがちょっとなぁとも思わないでもありません。今時長時間運用でトイレ無しはどこにでもありますが、大阪線系統には備わっているだけに欲しいとは思いますよね。
ドアです。近鉄らしい窓が幅広の両開き式です。最近イエローラインが追加されていますね。ドア横はあまり余裕が無く、"名古屋立ち"と呼ばれるほどひどくはありませんが大阪も中々奥に詰めない立ち方をするので、「奥に詰めてね」という暗黙のメッセージを感じます。
車端部です。近鉄にしては珍しく妻窓があり、採光はバッチリです。
最前面です。なぜだか車掌台側の窓が小さく、運転台側と仕切り扉の窓が大きくなっています。ええ、それこそ運転台側のロングシートに座った方がトータルの展望性は良いのでは、と思うくらい。
併結時はこんな感じ。
かつてはこのように車掌台側は客室の一部として開放されていましたが、今では立ち入り禁止のロープが張られていることでしょう。
天井です。近鉄ではお馴染みの三角形の照明カバーはこの系列でも採用されています。この時期の車両は吊革に留め具が無いのも特徴ですね。
座席です。えんじ色のモケットは少し前までの近鉄で全般的に見られたカラーコードですよね。ドア間は7人が座れます。
車端部の6人掛けです。一応6人掛けですが、この手の座席はだいたい間隔を空けて座られることが多く、1人減で座られていることが多いです。まず両端が埋まるので、3人目がどこに座るかが定員着席出来るかどうかの鍵を握ります。さて、あなたはどうですか?
最前面の3人掛けです。この座席はかつて車掌台側の仕切りを折り返して客室化する機能を持っていたため、壁側にも袖仕切りが設置されています。
優先座席です。かつてはシルバーシートとでも呼ばれていたのでしょうか。
こちらは座席モケットが変更された編成です。
シリーズ21を思わせる明るい色ですね。座り心地は柔らかめですが、背ズリの立ち方は橿原神宮前を基準にした両端向け的な位置付けなような気がします。
優先座席も若干青みがかった灰色となりました。
で、こちらが近年進むモケット変更車。最終的には近鉄の一般車は全てこのモケットになるのでしょうね。先述のラビットカー塗装変更にてキャッチしました。
灰色をベースに黒のラインを入れて、模様を散りばめたものですね。22000系のリニューアル車もそうですが、最近近鉄は寒色系がお好きですね…。
車端部です。優先座席区画は床面に優先座席柄を入れています。
座席です。こちらはオレンジ色の地色となっています。