JR東海の電化区間では見ないことは無いと言う位の圧倒的勢力となっている313系です。最近のその導入形態は転換クロスシートであろうがロングシートであろうがボックスシートであろうがお構いなくこの系列です(^^;; 今回はそんな313系の転換クロスシートを有する車内のご紹介。
車内です。グレー系の化粧板に青系の転換クロスシートが並ぶ3ドアの車内です。この転換クロスシートのグループにもそれぞれ導入時期により違いがあり、全席転換可能・ドア付近及び車端部固定・車端部ロングシートの3形態が存在します。
ドアです。大型の窓の化粧板が貼られたものです。ドア上のLED表示は大きさ十分の見やすいものです。ドア上だとクロスシートからは見づらいのですけどね…。
天井です。文化的にはどちらに属するか微妙な(むしろ、独自か?)中京圏ですが、カバーが掛かった蛍光灯に一直線に伸びるラインデリアと、どちらかといえば関西寄りとなっています。つり革は優先座席付近がオレンジとなっていますが、形状そのものは従来品を使用しています。
車端部です。こちらは全席転換可能なバージョンですね。妻窓はありません。貫通扉の化粧板だけが青色になっています。視認性の問題でしょうか。
トイレのある車端部です。
近年の車両では車椅子対応の大型になり、向かいの座席が車椅子スペースになっています。
窓です。日よけが備えられた窓が並びます。カーテンはフリーストップタイプです。
座席です。中折れ機構を有する転換クロスシートです。この構造は現在京急2100形などでも採用されていますね。恐らく海外のものではないと思いますが・・。座り心地は、中折れ機構の影響か、頭部が垂直を向いているので、少し腰に負担がかかったかな、と言う記憶を持っています。窓側にも肘掛が備わっているのがさすがと言ったところ。ただこれがまた幅が狭いので、もう少し広いといいかな、と思いました。
ドア付近の固定クロスシートです。座り心地は基本的に変わりません。背面にはクッションも設置されていて、立ち席の方に配慮しています。プラスチックで固められているのが少し安っぽいですが…。
近年登場した車両では、背後に消火器を収納する箱がでーんと置かれています。上は立ち席の方は荷物置きやテーブルとしても使えます。そのような使用はあまり考慮されていないと思いますが・・。なお、ワンマン運転対応車両では、消火器取り出し口横に整理券発行口も備えています。この画像のものは発行口ではないのですが、仕様統一のためかダミーの塞がれた口があります。
ドア横では1人掛けとなり、車椅子対応座席となっています。ここだけやたら豪華な印象を受けますが、車椅子対応のためか肘掛が短過ぎです。正直あまり用を成していない・・。
中折れ機構は構造上の問題か、転換回数の多い中京圏の利用実態に耐えられていない部分があるようで、故障している座席もチラホラ…。
ということで車端部のロングシートです。4人掛けです。座り心地ですが、柔らかくある程度の距離ならば耐えられそうです。が、座面が低い。高いよりマシといえばマシですが、あまりよろしいものではないです。
優先座席はモケットがオレンジになっています。目がチカチカしますね(^^;;
壁際にはこのように・・てこれ肘掛ですか?(^^;; どう考えても細過ぎるでしょ、これ。とりあえず壁際への配慮はしましたよ、ということなのでしょうか。
なお、近年登場した車両では、袖仕切りが大型化されています。
袖仕切りの大型化以外には、ポールの設置、壁側のなんちゃって袖仕切りの形状変化ですね。見切れていますが、妻面の壁にも手すりが増設されています。
トイレです。画像は大型化されたものです。車椅子利用を想定して大幅に張り出しているのはもうどこでもお馴染みですね。
向かい側の車椅子スペースです。付帯設備は手すり、非常ボタン、ヒーターとなっています。