東京モノレール、親会社が直接羽田へ乗り込む計画を発表してどうなるな状態ですが、現状は京急と熾烈な競争を続けている状況です。そんな東京モノレールの2010年代の顔が10000系です。前照灯は青いLED灯になっていますね。
車内です。相変わらず…というかどうしようもないので引き続き床面に段差がある凸凹仕様となっております。
こちらは中間車。先頭車とは微妙に座席配置が異なります。
ドアです。両開き式も東京モノレールでは増えて参りました。
ドア上にはLCDディスプレイが片面のみ設置されています。左側はよく言えば準備工事なんでしょうね。開閉ランプはもはやランプとは言えない長さで、流れるように光る他では見たことの無い仕様です。
車端部です。幌の通行は可能ですが、この座席配置と段差をして通り抜けの気はあまり起こりません(笑)
仕切り扉は全面ガラス張り、中央部には激突防止のためイラストが入れられています。
最前面です。後ろから見てるとマンガでよく見かける艦長席ですね(笑)
天井です。吊革はドア上・段差部分をバンドを短くしています。照明はLED灯で、蛍光灯を模したカマボコ型のカバーを付けています。荷棚はガラス製で、極力置き忘れを防ごうとした配慮を感じます。
段差部分はドアエンジンの張り出しにぶつける危険性があるためステッカーで注意喚起しています。
窓です。一枚窓2枚配置となっております。
座席です。まずはクロスシートから。ドア間は4人組ボックスシートが片側のみ2組配置されています。ドア横は簡単に寄りかかれるクッションが2人分設置されていますね。
シートピッチはかなり広く取られており、満席で座ってもそこまで窮屈ではありません。肘掛けは簡単ながらも窓側にも設置されています。各座席を支えるフレームには立ち席に対応した持ち手が付いています。
車端部の2人掛けボックスシートです。肘掛け…ここは付けたらえらいことになります(^^;;
ロングシートです。優先座席は萌木色で区別されています。袖仕切りは板状、FRPとアクリルを組み合わせたものとなっております。ポールが優先座席をぶった切っているのは、どこの優先座席に座っても握り棒に捕まることが出来るようにするためなんでしょうね。
車椅子スペースとセットになったロングシートです。ここの袖仕切りもドア横と同じものを持ってくる辺り配慮に欠けるとしか言いようがありません。車椅子スペースには長短2本の握り棒と非常通話装置、固定用具が備わっています。
車端部のロングシートは窓側を向いています。タイヤボックスを活用するために、「眺望を良くするため」という苦し紛れの理由を付けての採用なのでしょう(笑)
しかしここに何を思ったかクロスシートを設置している区画まで(笑) いや、ロングシートと近すぎですよねこれ。クロスシートに座ると、ロングシートからの視線が痛そうです。
続いて昔から大人気、なぜ選ぶかと言えばここに座るためという人も多かろうな展望席区画です。先代車両とは異なり、1~3列目まで高さが揃えられています。うん、最前列に背が高い人が座ると後列以降の展望は絶望的です(笑)
で、その両脇には1人掛けクロスシートが。座り心地ですが、総じて座面は扁平で僅かなクッション性のためやや硬め、背ズリは謎の張り出し方をしておりおおよそ快適を求めたものではありません。「ちょい乗り」くらいの気持ちでいておく方がいいかと。