東山線のバイパス路線として開通した桜通線です。区間開業がバブル経済真っ只中の地価急上昇の時代、東山線や鶴舞線で経費削減のために低規格・簡素・薄暗い路線となっていた中、大型車を導入し駅も明るく華やかにしたかなりカネがかかった仕様となっています。しかし、その後の不況突入や後発路線のため深すぎて利便性が悪いことから利用が振るわず、路線カラーも経営も真っ赤な路線となってしまいました。現在の名古屋市交通局の3000億円近い負債額の主原因はこの路線にあるとも言われています。とまぁこれからが正念場の桜通線で走っているのが6000形です。登場当初は4両編成でしたが、後に5両編成に増やされています。最近では利用者も幾分増えてきたようですが・・。
車内です。路線カラーに合わせてカラーコードも赤を基調にしています。こちらはトップナンバーのもので、座席周りがシンプルです。
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そして後期導入編成がこちら。仕切り扉は開けっ放しでも固定できます。
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さて、後に増結した中間車に関しては、後期に導入された3次車と同じ仕様となっているために妻窓が設置されています。したがって、3次車の車端部はすべてこの妻窓付きとなっています。そのあおりでLED表示機は貫通路上に移設しています。
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最前面です。運転台側は一面壁、車掌台側も小さな窓があるのみです。えらく素っ気無いですねぇ・・。
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天井です。ドア付近は中央に吊革支持棒を長方形状に配置し、ドア手前に人が溜まらないようにという思惑が見て取れます。しかし、中京圏は「名古屋立ち」と呼ばれるほどにドア付近に固まって立つ傾向にあります。思惑とは裏腹に中ほどは空いてることが多いですねぇ・・。
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3次車の天井です。吊革の支持棒はよく見ることが出来る一般的なものに成り下がってしまいました。諦めたのでしょうかね?(^^;;
座席です。ドア間は7人掛けとなっています。桜通線のラインカラーである赤色のモケットをしています。背ズリには着席区分を示す縫い付けが1席ごとに入っています。袖仕切りは簡易なパイプ式、一応肘掛けも兼ねて横方向にも2本入っています。
先頭車両にあるドア間のフリースペースです。登場当初は車椅子スペースとして設けられていたのでしょう。付帯設備は握り棒のみで、スペースのみの提供となっています。隣の座席は5人掛け、スペースとの袖仕切りは窓と被らないようにパイプを無理やり曲げています。そこまでしてパイプ、いる?(笑)
車端部の3人掛けです。妻窓はありませんが、下部のみ出っ張った機器スペースがそれの代わりとなりそうです。見た通りのやや柔らかめのもので、取り立ててどう、という感じでも有りません。
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こちらは2次車までのものです。座り心地は程よい柔らかさ、バケット形状にはなっているもののさほど嫌らしいわけではありません。
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続いて3次車の3人掛け。3次車はそれ以前と比べて更に柔らかくなったように思います。ともすれば着座位置が落ち着かないくらいに(^^;;
中京圏の通勤電車ではつい最近まで標準的な装備であったように思う鏡もあります。