沖縄県に58年振りに復活した沖縄都市モノレール。「ゆいレール」の愛称で、那覇市内の混雑緩和や観光の足として大活躍、延伸も行われて増結の話も出ています。
開業時より活躍しているのが1000形です。見た目は全て同じながら、導入時期により車内設備が異なります。
まずは開業時より活躍するグループをご紹介。第11編成にはゾロ目の車両もいます。
また京急ラッピングになった編成もいます。広告なのでそれっぽくも見えなくなっていますが(笑)
車内です。ひとつ特徴があるとすれば窓が大型なことで、高架から街を見下ろす観光需要に比重を置いた車両と言えます。最前面以外はロングシートのセミクロスシート配置となります。
ドアです。元々かなり下にまで伸ばされた窓だったはずですが…同じ大きさの広告を貼られたため台無しにされています(^^;; そしてドア位置を示す点字付きのステッカー、これはやや高い位置に貼られています。握り棒は断面が「の」字になったもので、日立製作所っぽいですね。握るチャンスが増えるもののそもそも握りにくいという欠点はどうにもなりません。
千鳥配置でLCDディスプレイが設置されています。パッとビジョン、文字が小さく窮屈で見辛いですね…。元々は停車駅案内だったようですが、てだこ浦西延伸当たりで交換されたとのこと。
車端部です。このグループは仕切り扉が無く、乗り移りも容易ではあります。温暖な気候なので、すきま風の心配も無いでしょう。それにしても、広告枠がすっからかん…
最前面です。前面展望に配慮してはおりますが、ややポイント高めなのでお子様が立ちながら、というのは難しいと思います。
天井です。照明はカバー無しの蛍光灯、一段凹んだ部分にソケットを配置するのは近畿車輛っぽい感じには見えます。…で、吊り広告が一切無く、ここまで来るともうスッキリして見えます。
窓です。黒い桟がキリリと決まっている二段窓で、上段は内折れ式で開閉可能です。日除けも備わりますが、窓を開けると日除けを降ろせません。
座席です。まずはドア間のロングシートから参りましょう。中々見かけない形状で、背ズリの横幅を切り詰めた上で分離させ、大きな窓からの景色を楽しめるようにしています。ええ、今はポジティブに書いときます。
優先座席です。ここのモケットはシーサーやハイビスカスなど、南国沖縄らしさを詰め込んだデザインとなっています。で、座り心地は全国のモノレール車両の中でも最低レベルに悪いです。この背ズリをして上体を支えよというのが無理な話、クッション性もあったもんじゃありません。いいとこ短距離でちょっと座れたらいいやくらいの割り切りを感じます。壁際のデッドスペースは荷物置き場として案内されています。
向かい側の車椅子スペースです。握り棒、固定用具、SOSボタンがあります。連結面付近には消火器も有りますね。
続いて最前面のクロスシートです。ハイデッキ化された展望席で、始発駅時点でいち早く埋まっている印象があります。その大半が県外の人(笑)
ホームドアには、日立製作所の広告。イギリスのクラス800とのコラボとも言えますでしょうか(笑)
今回使用したのはこちらの二日券。QRコードで改札を通るわけですが、しっかりタッチ出来ないと改札の羽は反応してくれません(泣)