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Channel: 車内観察日記
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JR西日本117系7000番台「WEST EXPRESS 銀河」仕様車(グリーン車)

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JR西日本の新たな長距離列車として登場したのが、117系を改造した7000番台「WEST EXPRESS 銀河」です。上りの1番列車に乗車した時、「もうしばらくこの列車に乗れることも無いのだろうなぁ…」...と、思っておりました。

 

が、その機会は割と早くにやって参りました(苦笑)  夏期は山陰方面出雲市発着で運転されましたが、冬季は山陽方面下関発着で運転されており、今回上り列車で乗車する権利を得ることが出来ました。

 

しかも今回は1号車のグリーン車・ファーストシートに乗車です。あくまで、"ファーストクラス“ではなく、「1号車」という意味のファーストですかね(笑)

 

この車両は、お隣2号車の女性席と併せて指定席券を持つ乗客しか入れません。都合、6号車の乗客も通れて然りだとは思いますが。

 

連結面付近にはトイレがあります。このトイレも、ひとまずはファーストシート乗客専用ですね。

 

向かい側には男性小用と洗面台があります。洗面台の蛇口は温かい水が出るようになっています。

 

車内です。全席ボックスシート配置で、座席数はかなり少なめになっています。なお、運行当初から各ボックスシート1名での利用となっており、2名利用だと2ボックスが割り当てられます。

 

天井です。暖色系の間接照明となっています。座席と通路の間にフレームが付いたので、そこに照明を仕込んだ形ですね。

 

座席です。近年では珍しい、特急料金+グリーン料金ながらボックスシートとなっています。

 

座席単体で見ると、両側1人掛けとなっていることもあり横幅はかなりのゆとりです。またリネンに入ったクッションもひとつ用意され、少し姿勢を変えたい時に使えます。背ズリの腰部分の張り出しが少々強いので、足を伸ばして少々だらしない座り方をする方が楽かと思います。両側に座るとなると、ちょっと使いにくさがあるかもしれませんね。

 

基本的には窓は1枚で、ロールカーテンの日除けと目隠しの横引き式カーテンの組み合わせとなっております。

 

ただ一区画、このように窓2枚の座席があります。3番席がそれに該当します。

 

構造上のものと思いますが、やはり間に柱が入っちゃうという点ではちょっとハズレ席ですね。

 

各席窓側には飾り照明があり、下のつまみで明るさの調節やオンオフが可能です。またコンセントも二つ用意されています。

 

ボックス席の壁には簡単な荷物置き場があり、リュックくらいなら押し込むことが出来ます。ただ貴重品の管理には気を付けましょう。そうそう、背ズリの上部にレバーが有ります。これを引くと…

 

ロックが外れ、両方の背ズリを引き倒すことでプルマンタイプの簡易ベッドにすることが出来ます。足を伸ばして瀬戸内の景色を楽しむのも中々良いものです。なお、夜行運用時にはリネンも提供されます。この使い方、構造こそ違えど、完全に583系ですね!  なお座面の上に背ズリを固定する構造から、寝台の高さはそれなりに高いです。人によっては使うのに少々難儀するかもしれません。

 

続いてドア付近のラウンジです。もちろん、グリーン車利用者専用のスペースです。

 

4つの角度可変式ソファと固定テーブルが設置されています。消毒液も用意されております。

 

という訳でそのソファです。レザー張りとなっております。

 

座面下のレバーでロックを外し、進行方向へ向けることも出来ます。

 

さて、ここから乗車中の模様を少しだけ。今回下関発の上り列車に乗車出来ることになりましたが、1号車の乗車位置は思いっきり黄色い点字ブロックの外側…(^^;;  今や長くても4両編成しか来ない駅なので、まさか6両の列車が半定期的にやって来ることになるとは思ってもみなかったんでしょうね。またホームのかさ上げもされていません。

 

乗車前に昼食が支給されます。下関駅で購入した「カワウソまつり」こと獺祭と一緒に頂きました。ぐい飲みはこの銀河の上り一番列車乗車時に、松江駅で頂いたものです。


柳井駅で長時間停車です。この駅ではパンやお土産等を販売しておりました。

 

柳井駅発車後、フリースペース「遊星」でスイーツが配られました。山口のお土産、「月でひろった卵」ですが、銀河特別パッケージとなっております。また乗車記念証明書も配布されます。下関と広島の各列車区の分で2枚となります。

 

柳井駅で買った、変わった形のメロンパンと一緒に頂きました。

 

 岩国駅では、2021年度に大幅減便となった快速「シティライナー」の227系と、末期色の115系が並びました。

 

その後日が沈み、福山駅を出ると夕食が配られます。「銀河しまなみ物語」という、これまた特製のお弁当です。

 

二段式になっており、下段はこんな感じでした。

 

倉敷駅で、この日二度目の長時間停車です。ここでも物販があった他、マスキングテープの無料配布も行われておりました。

 

そして銀河では初の車内販売が行われ、普段は新幹線に乗車されているパーサーさんがカートをフリースペース「遊星」に持ち込み、キリンビールやタンブラー等を販売しておりました。ついつい銀河限定の割れないタンブラー、買っちゃいました(^^;;  ちなみにこのタンブラー、350mlは微妙に全て入りませんのでご注意のほど。

 

2021年度以降は、従来の山陰ルート、山陽ルートに加え、紀州ルートが追加される予定です。益々の活躍が期待されます。


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