南海高野線で古豪6000系と共に活躍する6300系です。元々は6100系で、台車を履き替えたことから系列が変更されています。スカートが設置されたため、6000系と比べて印象が異なっています。
中間に入った先頭車は、転落防止幌まで付けられ、完璧に中間車化しています。
トップナンバーでした。ちなみに形式変更は工事が行われた順となっており、この6301号車は、元々6119号車でした。
この後から補強のように貼り付けたコルゲートがゴツいですね。いい味出してます。
車内です。化粧板などの貼り換えが行われたようですが、基本的には昭和時代の南海電車の標準的な内装となっています。
ドアです。6000系では片開きでしたが、この系列からは両開きとなっています。
ドア上部は、ラッシュ時に掴むことを想定しているのか、つまみが出ています。
車端部です。まずは短い車端部から。仕切り扉は昔ながらの窓が小さめのものです。
続いて長い車端部です。一部はこのように車椅子スペースが設置されています。
こんなレトロな温度計もついています。いい味出してます。
最前面です。運転台側はブラックフィルムが貼られています。車掌台側の窓は少し小さくなっています。
中間に入った先頭車は、マスコンや速度計が撤去されており、先頭車としての機能は失っています。
天井です。カバーの無い蛍光灯が間隔を置いて設置されています。荷棚は網棚で、どことなく貴重になりつつある気がします。
窓です。一段窓で、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。
座席です。ドア間は6人掛けとなっています。袖仕切りはパイプ式で、相変わらず斜めに落ちた使いづらいものです。
先頭車部分は、ドア間に車椅子スペースを設置した場所もあります。
長い車端部の5人掛けです。座り心地ですが、南海お馴染みの背ズリがプニプニ、座面は深く沈みこむものです。ただ、やはりこの座席の特徴として、座るポジションによって、座り心地が別物のように感じることがあります。
車椅子スペースです。付帯設備は握り棒のみ、スペース横の座席は3人掛けです。
最前面、および短い車端部の3人掛けです。
一部は立ち席スペースとして、1人分撤去された区画も存在します。
で、その反対は車椅子スペースに指定されています。設備的にも広さ的にも全く変わらないのになぜ・・。
近年では座席モケットが更新された車両もおります。モノトーンなイメージも少し和らぎましたね。
という訳で座席です。モケット変更以外は特に変わりません。
フリースペースです。ベビーカーマークを追加しただけのお手軽仕様でございます。車椅子マークは南海オリジナルスタイルでしたが、ベビーカーマークは汎用品を貼り付けています。
車端部の3人掛けです。座り心地も特に変わらないんですよね。
優先座席は青色です。窓のステッカーと色調が一致しました。
そして長い5人掛け。今となっては、乗車位置が微妙にずれるというジレンマになっていますね。高野線のホームドアは特に問題なく運用はしておりますが。
そしてフリースペースとセットになった区画です。この系列は、さすがにもうリニューアルされたりはしないんですかね?
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