かつて近鉄として運転されていたナローゲージの北勢線の運営を引き継いだのがすぐ近くを運転していた三岐鉄道です。主力として活躍しているのが塗装も一新した270系です。
運営元らしくバリエーションが多岐に渡っており、三岐鉄道になってから冷房改造された編成も出ています。運転台直後の窓が通風口になっていますね。
車体は高さも低いのですが、架線は踏切も考慮して高い位置にあるのでパンタグラフがでかく感じます。
車内です。横幅の狭さはその生まれ故仕方がないところでしょう。1両を除きオールロングシートが基本です。
ドアです。両開き式で、元近鉄らしく窓は大きく取られています。少し残念なのは白い化粧板が汚れてしまっていることですね…。
車端部です。冷房装置が取り付けられたため奥行きは浅くなっています。
最前面です。こちらも床置き式の冷房がドーンと…。前面展望もやや難しい状態です。
座席です。袖仕切りが簡易なパイプとなっているロングシートで、青いモケットは三岐線で見られるそれと同一です。ただ座面横に見える金具のようなものは近鉄の車両らしいですね。
車端部の3人掛けです。背ズリが切り立っている以外は座り心地としてまずまずでしょう。
最前面背後には車椅子の渡り板が置かれています。手前は…何でしょうか…。
冷房装置です。三岐鉄道になってから取り付けられたもので、それまでは窓からの風か扇風機しか涼が無かった訳です。
乗務員室との仕切り扉の横には温度計が備わります。ちょっとガラス面がくすんでしまって視認性が悪くなっていますが…。
貫通路両側には何やらテプラがあったようですが、今は剥がれてしまってますね…。