えちごトキめき鉄道、最近就任した(私称)国鉄時代大好き鉄道会社社長が就任した時点で色々とウワサが立っていましたが、その答えは413系の導入でした。が、同時に別の編成に組み込まれていたこんな車両も一緒に購入していました。
クハ455-701、413系と組成するために中間車のサハ455-1より改造された先頭車で、現時点で唯一営業線上に残る国鉄急行型電車です。塗装も国鉄交直流急行型用の塗装になっておりまして、元々組み込まれていたクハと差し替えて連結しています。種別表示はJR時代につらら対策で埋められているので、「急行」表示はステッカー対応です。また、ヘッドマークはかつて運転されていた急行列車のものを日替わりで表示します。なお、ヘッドマークはこのクハ455にのみ設置されています。
「雪月花」と並びました。土休日にまず妙高はねうまラインで料金不要の臨時快速として走行し、その後有料の急行として日本海ひすいラインの直江津-市振・糸魚川間をそれぞれ1往復します。413系として初設定となった妙高高原行き・市振行きに関しては、幕は追加せずに白幕となっています。今後追加されることはあるのでしょうか。
車内です。最後の急行型電車とはいいますが、車内は近郊型用に様々な改造が施されています。なおJR時代からそれ以外に大きく変わった点は無いため、一部画像はJR時代のものを使ってますので悪しからず。
車端部です。一番の変化点のひとつはデッキが無くなったことで、ドアを半自動対応とすることで寒冷地対策を施しています。あとJR時代から、地味にゴミ箱が変わってるんですよね。トイレと洗面台はそのまま残されています。
最前面です。こちらもデッキが無くなったため、見通しが良くなっています。仕切り自体は特に変わった点は無く、413系に施されていた黄色化もされていません。
天井です。ロングシート化された部分は地味に荷棚ごと変わっており、吊革を設置する支持棒付きのユニットとなっています。
吊り広告は国鉄時代のダイヤ改正や行楽に関するものが装着されています。この辺りも雰囲気は国鉄時代に近づけています。
で、かつてデッキがあった部分の車端部側は一段下がった形状になっています。で、枕木方向に設置された蛍光灯もポイントです。
窓です。二段窓ですが、下段はつまみが撤去され開閉不能となっています。また上段も一部は固まってしまっているのか開閉が出来ない区画もあります。
座席です。まずはボックスシートからです。一応、座席は急行型のそれを維持しています。413系車両よりはややグレードは高いですね。
イメージ画像がこちら。元々あったはずのテーブルは撤去されているため、せっかくの立ち売り駅弁もゆっくり楽しめないのが少し残念です。ペットボトルくらいは置きたいので、いつの日か増設されることを祈ります。
続いてロングシートです。4+2+4で区切られた10人掛けで、袖仕切りは413系同様にアクリル板が付いたものになっています。このロングシート化で、ボックスシートは413系と同じ数にまで減少しております。
トイレです。昔ながらの和式のまま、この時代にそぐわないと言えばそうですが、それを楽しむための列車ですから、そのように捉えましょう。
洗面台です。トイレ内にも手洗い用の蛇口がある中で、洗面台機能がそのまま残されているのは奇跡です。
で、洗面台をアップで。湯のボタンは撤去されており、水しか出ないようになっています。
で、この洗面台部分は戸袋も兼ねておりまして、ここは戸袋窓となっています。ドアが「スー」っと(笑)
外に戻りまして、避難用のはしごがこんなところにあります。そのため、急行時代にあった鏡が無くなっています。で、このはしごですが・・。
モハ470-7・・・?
最後に各種表示。川重で落成し、松任工場改造の経歴を知ることが出来ます。
臨時快速への乗車は、多くの地域で前乗りが必須になります。
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