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Channel: 車内観察日記
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叡山電鉄700系デオ730形「ノスタルジア」仕様車

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京都市北部の通勤通学・観光を担う叡山電鉄。叡山本線は単行の700系が運用されていますが、近年大小様々な改造が施され、アニメのタイアップと共にささやかな話題の種になっています。そんな700系の1両、731号車もプチリニューアルが行われ、シックな塗装が施されています。


「ノスタルジア」の愛称があり、ヘッドマークも付いております。何気に「ワンマン」の表示も、ノスタルジックな自体となっております。ちなみに2023年9月初頭で運用を終了し、リニューアルが実施されるとのこと。新たな装いがどのようになるのか楽しみです。

 

アニメとコラボしたキャンペーンのため満線の八瀬比叡山口駅にて。叡山本線で運用の区別無く入っており、運用が無い日もあります。なおこの車両、同時期に台車と主電動機を親会社である京阪5000系の廃車発生品と換装しており、同1800系の遺品が、このタイミングで無くなったことになります。

 

車内です。こちらもプチリニューアル、昭和の喫茶店を思わせるカラーコードに改められました。

 

ドアです。全体的に化粧板は木目調のものを使用していますが、こちらはその中でも濃い色調のものを使用しています。片開き式なのは変わりません。

 

戸袋部分は窓が無く、広告が横方向に二つ並んでいます。これ、実はあまり多くない仕様だと思います。

 

運転台です。運賃箱に隠れていますが、ワンマン運転対応のために左側の窓が非常に大きくなっています。なお仕切り扉の上はスルーとなっており、完全に仕切られている訳ではありません。

 

天井です。照明が蛍光灯から直管式のLED灯に交換されています。そのLED灯ですが、ノスタルジアという雰囲気を出すためか暖色系のものを使用しております。「ひえい」やリニューアル車のようにルーバーとなっていないのは、そんなスタイリッシュさを求めていないから、ということもあるんでしょうね(笑) 一方で、吊革は茶色系のものとされています。

 

窓です。二段窓は変わらず、日除けも爪を引っ掛けるロールカーテンタイプのものが備えられています。中央が固定窓なの、いつ見てもなんでなん?と気になりますね‥。


座席は片側21人が座れるスーパーロングシートで

す。モケットは変わりましたが、パイプを組み合わせた袖仕切りなどは変わりません。背ズリがやや切り立ち気味で、乗車時間はそうそう長くないにせよ少々疲れるものになるかと思います。


元々整理券発行機が鎮座していた台です。乗車方法が駅で乗車証明書を発行する方式に変わったことから整理券発行機が撤去され、ちょっとした荷物置き場になっています。

 


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