阪神最後の方向板使用車であった5311形を置き換えたのがこの5550系です。ある意味それだけのために登場した車両だったためことと、5700系が登場したことから唯1本のみの存在となっています。主電動機出力増強により、加速力はそのままに神戸方先頭車を制御電動車から制御車としています。何気にすごいぞ・・。また表示幕がフルカラーLED化されていますね。そして今時にしては珍しく鋼製車体で製造されています。鋼体製造がアルナ車両、艤装を阪神車両メンテナンスが担当した、阪急阪神の合作車両となっています。
車内です。外観同様、車内も青系の色使いとなっています。
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LED表示機は千鳥配置です。新駅・新線開業時が面倒だったのでしょうが、かつてのようなマップ式でなくなったのが残念です。
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ドア上中央には開閉ランプがついています。
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車端部です。仕切扉は窓が非常に大きい物を使用しています。対して妻窓は小さめです。消火器は車内側に張り出すような置き方をされており、奥に座ると割と邪魔で気になってしまいます。
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車椅子スペースを有する車端部です。こうしてみると、袖仕切りの水色がかなり目立っていることが分かりますね。
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最前面です。仕切窓は大きく取られ、直後に座席も設置されているので展望性は抜群です。この辺りを1000系 と同じにしなかったのはエラいと思います。まぁ近鉄線内に乗り入れないので機器も少なくて済んでるとは思いますが。
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天井です。照明カバーが廃止されています。残念なことです。上半分を埋め込ませてなるべく光が広がらないよう多少の配慮はなされていますが、直接光が降り注ぐことに変わりはありません。ラインデリアは羽が枕木方向を向いたものです。
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窓です。一枚窓で、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンです。
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座席です。ドア間は8人掛けのバケットシートとなっています。袖仕切りは従来通り肘掛を兼ねたもので、パイプが貫通する構造となっています。ですが先程も少し触れましたが、外側の化粧板が濃い色となったため、少し安っぽいですね・・。
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車端部は5人掛けです。座り心地は最近の阪神電車で増殖中のあまりよろしくないものです。ただでさえ低い背ズリを薄っぺらく作ったものですから、食い付きの悪さはどうしようもないというか・・。
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車椅子スペースです。付帯設備は2本の握り棒と非常通話装置となっています。
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優先座席バージョンです。優先座席は青みがかかった濃い灰色となっています。
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最前面の3人掛けです。前面展望はこちらからどうぞ。
さて、ここからは38年ぶりの阪神タイガース日本一を記念して副標シリーズへとまいりましょう。18年ぶりのセントラルリーグ優勝を決めた翌日より、特別副標を全列車に掲示して運転をしておりました。
その後同じ関西を本拠とするオリックスとの「阪神なんば線シリーズ」は、第7戦にまでもつれ込む熱戦となりましたが、阪神タイガースが38年ぶりの日本一となり幕を閉じました。そして、翌日より特別副標が入れられました。日本一、おめでとうございます。
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