JR神戸線の加古川駅から、福知山線の谷川までを結ぶ加古川線。ここの加古川-西脇市間で活躍するのが103系です。播但線の3500番台
がクモハのユニットを種車としていたのに対し、こちらはモハユニットを種車としているため、運転台は新しい顔となり、国鉄後期によく見られた顔となっています。
車内です。元々体質改善40N工事が施工された編成から抜き取られたため、車内も同等となっています。
ドアです。化粧板などは貼られていません。ワンマン運転も行う関係上、半自動ボタンも追加されています。そして、下には緑のマットが敷かれています。
車端部です。仕切り扉は窓が大きいものに交換されています。妻窓は埋められています。
トイレのある車端部です。こちらも前任のキハ40にトイレが設置されていたために付けられたのでしょうね。
最前面です。先頭車化改造車ですが、きのくに線 の113系と比べると仕切りはしっかりしてます。上部に運賃表示機、仕切り扉は開けっ放しにして、中から運賃表示機が出てくる仕組みになっています。
天井です。こちらもリニューアル後のものなので、蛍光灯にはカバーがかけられています。そして送風補助は金銭的都合かただ単に面倒くさくなったか、ラインデリアではなく扇風機に蓋が追加されたもので、以前よりスッキリしています。
「ん?」の広告枠に目が行ってしまいそうですが、窓です。こちらもリニューアル車ではよく見られるもので、上段上昇式、下段固定式となっています。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプで、窓一枚分のなかなか大きなものです。
座席です。ドア間は7人掛けです。整理券発行機が取り付けられた袖仕切りは、強度を高めるためか厚みが倍に増やされています。
ドア間の優先座席です。元々は一般座席同様、地色は青色でしたが、現在は緑色となっています。最近あっという間に広がってますよね、このモケット・・。
車端部の3人掛けです。妻窓がなくなっても、機器の関係だとは思いますが、肘を逃がせる余裕が残っています。座り心地は他の103系と同じで、座面は程よいバウンズ感、背ズリは板の如しと、典型的な国鉄型通勤電車のロングシートとなっています。
・・トイレがあります。ここに座ろうもんなら、トイレに人が来るたびに中の様子、おーぷんという目も当てられない状況となってしまいます。トイレが近い人以外は決して歓迎されるものではありませんねぇ・・。