現在のJR四国の最新特急型気動車がこのN2000系です。番号は2000系の続番+300となっています。智頭急行HOT7000形の技術をフィードバックしており、355馬力の高出力エンジンを搭載し、130km/h運転を可能にしています。自社の2000系から生まれた技術が、中国地方や北海道を巡り戻ってきたとも言えます。ステンレス車体にステッカーで色が貼られていますが、阿波踊りの情熱の赤、藍染の青を示し、高徳線の特急「うずしお」のスピードアップのために登場しました。しかし、実際は停車駅が多く、130km/h運転など望むべくもりません。また、「うずしお」用などと言っておきながら、画像のように「しまんと」にも入ります。そして後ろは先輩格の2000系という、なかなかカオスな存在になっています。
側面にはこのようなロゴも。「PENDULUM」とは振り子という意味のフランス語です。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20141020/12/seventhheaven1992/6e/73/j/t02200144_0685044913103790872.jpg)
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20141020/12/seventhheaven1992/e9/8d/j/t02200124_0645036313103790871.jpg)
こちら、N2000系の試作車的存在である車両です。2424号車とこの2458号車がそれで、前面デザインは従来の2000系に近い雰囲気で、塗装だけがN2000系仕様となっています。
![車内観察日記](http://stat.ameba.jp/user_images/20131027/21/seventhheaven1992/5a/d1/j/t02200391_0378067212730052395.jpg)
ドアです。窓は大型です。2000系のリニューアル前もこのようなドアだったのでしょうね。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20141020/12/seventhheaven1992/36/4d/j/t02200391_0432076813103791001.jpg)
最近、ドア窓の大きさはそのままに、ドアと壁が接する側にイエローテープが貼られました。
トイレです。天井のサインがなかなか洒落てます。
こちらは車椅子対応トイレです。取り回しを容易にするため大型となっています。
携帯電話の通話スペースです。元々は公衆電話がありましたが、現在では撤去されています。喫煙スペースと間違う人がいるのか、禁煙マークが貼られています。
車椅子対応車両では、仕切り扉が両開きになっています。しかし、なぜ窓が片面しかないのでしょう・・。
天井です。2000系からの流れを汲む作りです。この車両は半分が指定席となっているため、その案内プレートが下げられています。
仕切りです。窓はやはり長く丸く。仕切り扉上にはLED表示機があり、号車案内や時刻なども別に表示されています。
座席です。回転リクライニングシートです。基本的には2000系を踏襲しています。ただ元から座席は全面モケット張りです。座り心地も適度な柔らかさでして、「うずしお」の乗車時間では十分といえるでしょう。
指定席部分です。リネンを青にして区別しています。
こちらN2000系試作車の座席です。2000系と同じ座席で、まだ背面のバックシェルが残っています。これ、メンテナンスが大変そうで・・。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20141020/12/seventhheaven1992/4e/4a/j/t02200171_0627048613103791185.jpg)
展開してみました。肘掛は跳ね上がるようになっています。