徳島・高知地区の在来気動車の置き換え、スピードアップを目的に製造された系列です。現在後継系列である1500形との連結を可能とする1200形に改造された車両がいくつか存在しますが、今でも1次車全車と2次車半数が1000形として残っています。
車内です。3扉大型車体であるため、昨今のJR世代一般型気動車にしては珍しく車内が広々と見えます。独特のセミクロス配置も影響しているのかもしれません。
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運転台直後のドアです。片開きとなっており、幅も狭めです。今でこそ開閉ボタンが設置され半自動化されていますが、以前は自動ドアで、閉まるのがめっぽう速かったことから「ギロチンドア」と呼ばれていました。
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車体中央のドアです。なぜかここだけ両開きドアとなっています。ドア上のエンジンカバーが大きく張り出しているため圧迫感を感じます。もちろん、こちらもギロチンドアでした。探せば当時の動画も出てきますので、探してみてはいかがでしょうか。あ、そいえば、キハ40系列時代に存在していたステップが消えていますね。低床化を図った結果なのですが、それでも限界と言うものは存在するもので、同時にホームの嵩上げも実施されているようです。
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天井その2。右側の蛍光灯は、走行中は消灯してあり、右側の扉が開くときのみ点灯するようになっています。反射防止のためでしょうか。
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運転台です。この手の気動車ではよく見かける半室構造です。運賃表示機や運賃箱、整理券発行機など、ワンマン運転に必要な機材は揃っています。
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座席、まずはクロスシートから。ボックスシートとなっており、それぞれ4名一組となっています。どこかで見たことのあるフレームの座席であるのは確かで、ここでお馴染みのこの流れ・・ 智頭急行 HOT3500形
やJR東海キハ11形、JR北海道キハ150形と同様の座席となっています。モケットはモスグリーンとなっており、我が地元を走る阪急電鉄に似たものですが、触り心地は雲泥の差です(そりゃあ、あっちはアンゴラ山羊の毛ですから・・)。座り心地ですが、背ズリ腰部分の張り出しがいまひとつで直角に等しく、乗車中はずっと緊張姿勢を強いられます。空いているときはボックスを占領しつつ腰をずらせばいいですが、4人キッチリ座りながらの移動は厳しいかもしれません。
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さて、この系列、「お手洗いは交換・通過待ち中に駅のトイレで・・」なんて運用方法を想定していたので、元々トイレがありませんでした。当然利用者から苦情が絶えなかったようで、後にトイレが増設されています。そのトイレ横のクロスシートですが、枕木方向にスッパリ分割してセットしています。前述のような切り立った背ズリに、今や前時代的な足元が埋まった構造、どう考えても窮屈です。それでも、トイレ方向に向けてセットしなかったのはまだエライと思います。
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ドア横には2人掛けのロングシートが。優先座席に設定されています。
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トイレの設置と共に整備されたのが車椅子スペースです。付帯設備は握り棒と固定用具となっています。
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そして増設されたトイレです。車椅子対応の洋式トイレとなっています。
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改造前、この区画はロングシートだったのですが、トイレの出入り口が横を向いた形状ゆえ、ロングシートのままではマズイと考えたか、1人掛け固定クロスシートに改座されています。ここの左側の座席は、ドアを挟んで前面展望が出来る格好の特等席となっています。ただし、ドア付近などに人が立たなければ(^^;;
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