つい最近まで、国鉄型車両、しかも全国的にも希少となっていた急行形車両が何食わぬ顔してゴロゴロしていた北陸地区も、この系列導入で大きくJR化したように思います、521系です。
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運用は基本的に北陸本線の普通列車で、早朝の福井発敦賀行きの快速にも充当されます。画像は新快速幕になってますね。相変わらずJR世代共通幕とは恐ろしいもので・・。ちなみに、その福井発の快速と敦賀発の新快速に乗り継ぐと、8時台には大阪につけるそうです。ただし、福井発が4時50分なので、毎日の通勤にはまず使えませんね(^^;;
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特徴なのは前面にも無遠慮に設置された転落防止幌ですね。何でも、先頭車同士の連結場所から転落して死亡する事故が発生したために設置できるようにしたそうです。本来は4両編成運用時に設置されるように計画したようですが、設置した状態で先頭に立った場合でも特に問題が無かったために恒常的に設置されているんだとか・・。空気抵抗とは何ぞや、外観美とは何ぞや、と問いたいですね・・。手間は省きたいでしょうが・・。おかげで一部のファンからは「耳」と言われています。
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先頭車同士が連結するとこんな感じです。特に違和感なく仕上がってますね・・。なお、後期車の一部は金沢-直江津間の分割3セク移管後、IRいしかわ鉄道に譲渡されることが決定しています。
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車内です。それぞれの配置は基本的に中期車に似た車内となっています。中だけ見ると同じ系列に押し込んだ意味が分かったような気もしますが、色合いが異なるために、視覚上の違和感は拭えません。
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ドアです。LED表示機は交互に配置されており、一部ドアには整理券発行機も備わります。現在は車掌常務が基本のため使用されていませんが、3セク移管後に譲渡される編成では後に日の目を見るんでしょうね。
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半自動機構も備わっており、通年半自動扱いとなっています。外側はあけるボタンのみ、内側は開閉両方のボタンが備わります。
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車端部です。仕切り扉はここ最近相変わらずのステンレス地のままとなっています。味気ないですねぇ・・。左側の妻窓は中期車から引き続き残されています。
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天井です。照明はカバーがかけられたLED灯になっています。おかげで灰色系の化粧板と共に、車内が寒色系となっています。冬は寒冷地となる北陸本線、寒い時期には視覚的にも厳しくなるかもしれません。
座席です。223系2000番台から採用されている転換クロスシートとなっています。モケットは225系から続いてブロックパターンのもので、「滑りづらいけれど安っぽい」という言葉がしっくりくると思います。座り心地に関しても、扁平で身体に沿った形状とは言えません。
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ドア横の固定クロスシートです。こちらも背ズリはあまり褒められたものではありませんが、座面に関しては転換クロスシートよりは傾斜が付けられているため、幾分楽な姿勢で乗車することが出来ると思います。なお、整理券発行機が設置されていないドア横には、この背面に補助椅子が設置されています。
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車端部は優先座席に指定されたロングシートとなっています。片持ち式、袖仕切りは大型と、中期車と同一の座席となっています。座り心地も中期車と変わらず、背ズリが短くかつ座面が高めで硬めという上体が安定しないハードな環境であるため、長距離移動では御免被りたい一品です。
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トイレです。この形状自体は中期車の頃から登場していましたが、化粧板の色が灰色に変わっているので印象が異なります。
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