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Channel: 車内観察日記
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JR九州キハ220形200番台

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JR九州の標準気動車となった感もあるキハ200系列、近年増備されたグループは、バリアフリー法施工後の製造となったため、各所に変更点が見られます。それがキハ220形の200番台となっています。単行運転が可能な両運転台車両で、これまでのグループと比べると、前面上部のブラック塗装が無くなり、行先表示がバスのような大型の単色LED表示となっているために印象が異なっています。これで西鉄バスにも勝てる?


側面の行先表示も途中の主要駅を表示できるタイプ。完全にバスのものですよね・・。


車内です。それまでキハ200系列といえばオールクロスシートかオールロングシートの2択となっていたのですが、このグループは片側ロングシート、もう片方はクロスシートというセミクロス配置となっています。


ドアです。気動車にしてドア上にLCDディスプレイが設置されています。このカテゴリにしては時代の先端を行っているなぁと思う反面、足元にはステップが残っており、時代錯誤と思える箇所もあったり・・。

運転台です。地方の気動車ではおなじみの半室構造ですが、車掌台側に衝立、それと仕切るように簡単な扉が設置されています。最前面に立つ場合は運賃箱も出てきます。運賃表示機はドア上に合わせてLCDディスプレイとなっています。


天井です。基本的に照明は剥ぎ出しの蛍光灯ですが、トイレがある側のクロスシート上のみ、電球色のダウンライトとなっています。

窓です。日除けは省略されており、着色ガラスで済ませています。あまり褒められたものではありません。


座席です。まずはクロスシートから。転換クロスシートとなっており、813系で使われているものと同一ですが、肘掛などを中心に木で出来た化粧板を貼り付けています。そして画像のトイレのある側の席に関しては、シートピッチの都合かボックス配置のまま固定されています。座り心地ですが、平板チックなところも相変わらず、ヘッドレストの盛り上がり方もちょっと不自然ですよ、っと・・。

そして、ドアよこの座席では、半補助席的な意味合いと取れる木で出来たベンチ然とした席もあります。


座面に申し訳程度にモケットを貼っただけのもので、足元も狭いしで他のクロスシートと比べると、やっぱり遜色でちゃいますよね。背後のボックスシートとの間にはやや広めの衝立が設置されているわけですが、これ、全部取っ払えばもう1脚転換クロスシート設置出来たのでは・・? やっぱりよく分からないよ、JR九州・・。

そしてクロスシートと対を成して設置されているロングシートです。袖仕切りはクロスシートと同じ、上部に木で出来たテーブルが付いた仕様です。木のフレームに座布団を取り付けた格好となっており、座り心地もそう悪いものではありません。中央には肘掛が入っている座席もありますね。中央の座席はどうも人気がイマイチなので、居住性の向上を図ったものと思われます。こういう配慮はうれしいですねぇ。


トイレです。大型で、車椅子対応となっています。


その向かいにある車椅子スペースです。車椅子用の折りたたみスロープが置かれています。


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