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Channel: 車内観察日記
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一畑電車5000系

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長らく一畑電車のフラッグシップとして活躍してきた5000系です。2100系と同じく、元を正せば京王5000系なわけですが、2100系が一部2扉化された以外は特に大きな改造が行われなかった中、5000系は結構大胆な改造を受けています。外観だけ見ても、かなりの変更点が見られます。かつては特急スーパーライナーなど優等列車を中心に活躍してきましたが、1000系やしまねっこ電車の登場により特急運用を置き換えられ、現在は普通列車の運用が中心となっています。乗車したこの日は、夕方に1本運転されている急行に充当されていました。

車内です。2100系とは正反対、青系の色使いになっていますね。


ドアです。改造後もここは原型のままで残っています。


車端部です。こちらも特に仕切り扉も無く、幅広の貫通路で結ばれています。ワンマン運転で威力を発揮しますね。


最前面です。右側の座席は存置され、左側は自転車持込みを考慮して座席が撤去されています。仕切り窓は大型のものですが、なぜ車掌台側にまで遮光幕があるのでしょうか・・。


天井です。分散型クーラー、ローリーファン、剥ぎ出しの蛍光灯など、京王時代の面影を残しています。こうして改めて見ると、結構改造前のまま残っている部分が多いですね。


座席です。まずは2人掛けから。バーレスト付きの回転クロスシートで、同じく関東圏に所在を置く小田急は3100形NSEロマンスカーがその出自です。座り心地としては、かなり柔らかめで、腰掛けてみると座面・背ズリともに沈むところまで沈み込む感じです。もう50年ほど使われているために経たってきているのもあると思いますが、現役時代からかなり柔らかかったようです。賛否両論あるでしょうね。


続いて反対側の1人掛けです。こちらは転換クロスシートとなっています。1両に形態が異なるクロスシートを備える車両も珍しいですね。形状はJRなどでよく見かける汎用品でしょうね。座り心地も転換クロスとしてはごくごく平凡ですね。


ドア横は2人掛けのロングシートです。袖仕切りはパイプ式、肘掛を兼ねて横方向にも渡されています。


車端部は5人掛けです。座り心地はこちらもかなり柔らかいもので、台車直上・地方ローカル軌道の組み合わせは最凶です。


乗務員室直後は3人掛けです。

向かいは車椅子スペースとなっています。自転車持込時などでもここへ置くことになります。

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