鳥取・島根両県のお布施により行われた山陰地区の高速化事業。普通列車にも新系列が用意され、ここで登場したのが片運転台で2両編成を組むキハ126系です。国鉄型天国であった山陰地区も、この系列の導入で一気に姿を消しましたね。営業最高速度は100km/hですが、設計最高速度は130km/hだそうです。実現すれば普通列車用気動車では国内最高速となりますが、この前面でそれをされると・・ちょっと怖いですねぇ(^^;; 足回りに予算を回した結果、一番乗客の目に留まるであろう車体にまで気が回らなかったとのこと。誰が言ったか「小学生の工作」だとも・・。
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こちらは10番台、鳥取県の助成により登場しています。こちらも快速「とっとりライナー」など、鳥取県の普通列車を中心に運用されています。この番台からは乗務員室扉も存在しますね。特にこの編成は「名探偵コナン」のラッピングが施された編成となっています。
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側面もこの通り。作者の青山先生が鳥取出身ということもあるそうです。かなり気合入ってますね(笑)
トップナンバーですね。
そして10番台、キハ121系の車内です。座席の形状が変わってますね。
最前面です。地方でよく見られる半室構造では無く、珍しくしっかりと区切られています。ワンマン運転を行うため、運賃箱や運賃表示機も設置されています。
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車端部、まずは0番台です。「省力化への取り組み」を設計思想にしているわけですが、妻窓があるのが意外に思った一方で、仕切り扉は無いんですね・・。2両での運転が基本であり、4両になることがたまにあるくらいなので無くても構わないと踏んだのでしょうね。貫通路上にはLED表示機が設置されています。貫通路は少し高い位置にあるため、足元にはご注意ください。
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とある編成にて。養生テープで補修されています(^^;; 雨漏りでもあったんでしょうかねぇ・・。
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座席、まずはボックスシートから。転換クロスでないところが、(助成)予算の制限・地方には低予算で十分という考え方を如実に表しているような気もします。いや、まぁ地元の人はこっちに慣れているわけですから別に問題ないと言われればそうですが・・。それでもキハ58時代と比べると、シートピッチは格段に広がっており、足元はノビノビしています。
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ロングシート際の席はこの通り。キハ120形辺りの座席を見ているようですが、あちらと比べて背ズリは良心的な形状をしていると思います。通路側の袖仕切りは本当に「仕切るだけ」と言った見てくれで、肘掛としての機能はほとんど期待できません。それと、足元空間を広く見せるためでしょうか、そのしわ寄せとして座面がけっこう切り詰められており、空いている時でも混雑時のようにラクな姿勢が取れません。
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ドア横はロングシートとなっています。新製車両にしてはえらく古臭い作りで、現存する例では105系 4扉車のような感じです。座面のスプリングは程ほど、背ズリがやたらに短いというアンバランスなものです。
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優先座席の4人掛けです。すっかりおなじみとなったピクトグラムを散りばめたモケットをしています。
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10番台、キハ121系の座席です。形状が大きく変わり、ヘッドレストが2分割され、通路側もしっかりした肘掛となっており、肘当て部分は木で出来ています。持ち手も大きくなっていますね。
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キハ121系にのみ存在するドア横のボックスシート。戸袋の関係から、ドア横の座席のみ横幅が切り詰められています。進んで座りたいような区画ではありませんね。
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優先座席バージョン。これだけピクトグラムを散りばめると壮観ですね(^^;;
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車端部のロングシートです。袖仕切りはボックスシートと同じ肘掛を使用しています。座面はバケット形状になっており、定員着席を促しています。
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優先座席部分のロングシートです。座り心地は、こちらも急に硬くなったような気がします。全体的に長距離利用では厳しい環境ですよね・・。「特急を使え」ですかそうですか・・。
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トイレです。車椅子対応の大型トイレとなっています。ここは最近のバリアフリーの流れにしっかり沿っています。
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