1991年登場の阪神8000系後期車です。この度、画像の8239Fが運用を離脱しリニューアル工事が行われることとなり、半世紀以上続いたクリームとバーミリオンのツートンカラー車が本線の営業運転から姿を消しました。これで赤胴車の姿を留めるのは武庫川線で細々と走る2両編成のみとなりました。こちらもいつまで残れるか・・。
車内です。3扉オールロングシートの車内です。完全に原型、というわけでもなく、登場時と比べて座席周りを中心に変化が起きています。
ドアです。四隅の丸い窓で、しっかり化粧板が貼られています。LED表示機は千鳥配置で設置されています。新造時から設置されていますが、後付感満載です(^^;;
車端部です。上が通常の一般座席、下が優先座席です。貫通扉は窓が大きいもので、見通しがよくなっています。
最前面です。平行している阪急電鉄もそうですが、窓が大きく直後にも座席を設置して、前面展望に配慮した作りになっています。
座席です。ドア間8人掛けのロングシートです。バケットタイプとなっていて、かつてはローズ色のチェック柄のモケットでしたが、現在は9300系と同様のものに交換されています。座り心地としては背ズリのバケットの山が大きくなっており、包み込まれるような感じです。座面は底付き感がするものの、バケットシートという言葉から来る座り心地の悪さを感じません。
車端部の5人掛けです。下が優先座席バージョンで、灰色のモケットです。
車椅子スペースです。手すりが設置されているのみで、おおよそ立ち席スペースとして使われているようです。
最前部の3人掛けです。良好な前面展望が楽しめます。袖仕切りですが、肘掛をパイプが突っ切るという独特な形をしています(^^;;
温度計。デジタル表示です。
伝統の本線赤胴車は消滅してしまいましたが、リニューアル後も急行系の種別でがんばってくれる事でしょう。