首都圏では絶滅したはずの201系ですが、JR西日本では京阪神緩行線からは撤退したものの、その周辺線区ではまだまだ現役です。全車体質改善工事(以下リニューアル)が施されており、多少印象を変えながらもまだまだ走る予感全開です。画像は奈良線系統で活躍する車両です。かつて山手線に201系を投入する計画があったものの、205系の登場により計画がポシャり、ウグイスカラーも幻となった経緯がありますが、103系に倣い白いラインが入っているものの、遠く関西の地で現実の物となりました。
このように大先輩、誰が言ったか「偉大なる骨董品」、103系とも並びます。
少し切れてますが、漢字がオレンジ、アルファベットが赤で表示されます。明らかに幕時代より視認性が低下しています・・。
車内です。JRお得意、リニューアル工事が施された車内です。現在はこのタイプしか存在しません。リニューアル前の201系の乗車経験はあるのですが、何分画像はございません故・・。
ドアです。唯一リニューアル後も変わっていないところと言えるでしょう。巻き込み防止のための小さな窓、化粧板の無い金属仕上げと全く原型のままです。本当にJR西日本がキッチリ詰めてリニューアルすれば、このドアは白い化粧板の貼られた窓の大きいものになっていたのでしょうね。
車端部です。妻窓が残っているのが奇跡とも言えます。よく埋められませんでしたね。
優先座席を有する車端部です。仕切り扉は交換され、窓が細長いものとなっています。
最前面、今回は引き気味に。後ほどお送りする優先座席ゾーンを入れて撮ってみました。前面はATS機器のためか構成はそのままです。化粧板は西日本お得意のベージュ色のものに張り替えられています。
天井です。こちらもほとんど変化がありませんね。蛍光灯カバーも追加されていません。
窓です。ここは大幅に変更され、下部が1枚の固定窓、上部が2枚の上昇窓となっています。日除けは爪を引っ掛けるタイプです。こちらも1枚タイプとなっています。引き降ろし忘れていますが(^^;;
優先座席の窓には緑のステッカーが貼られています。
座席です。ドア間は7人掛け・・なのですが、長い方の座席のモケットのハゲ方がどう見ても3人で座られている感じなんですね(^^;; モケットは西日本のカラーコードを意識したのか青系のものに張り替えられています。座り心地はあまり変わっていなく、座面はバウンズし、背ズリは底付き感がするものです。
ドア間の優先座席です。こちらもお馴染み、ピクトグラムを散りばめた眩しいものです(^^;;
車端部です。3人掛けとなっています。袖仕切りは関西ではよく見かける肘掛を兼ねたものです。肘掛から荷棚にかけてパイプが伸び、横方向にも立ち客との干渉を防ぐべくパイプが通ります。
優先座席バージョンです。妻面は機器スペースを生かして肘が逃がせるようになっています。このゆとり、新型車両にも見習って欲しいところです。メーカーの方々如何でしょう。消火器は機器スペースにしっかり収まっています。現在なら蓋が追加されているでしょうね。
リニューアルが施され、今後もまだまだ活躍しそうでございます。