今回ご紹介するのは、山陽3000系の中でもなかなかのゲテモノグループに属する車両群です(^^;; 4両編成3本のアルミカーがこれに当てはまります。運用は他の4連と共通なので、出会うことが少ないかと思います。紹介する内容としてはタイトルの通りなのですが・・。とりあえず見てみましょう。
車内です。なんとビックリ、クロスシートが搭載されています。これはかつて5000系6両編成の予備編成として使用するために改造されたものです。
座席です。固定クロスシートとなっています。ドア間に3列、集団離反式で配置されています。シートは転換クロスシート化による5000系 初期車 のからの撤去品です。それがこちらの初期座席換装車 につながるわけで・・。仕切りもロングシート用の袖仕切りから5000系初期車と同様のものに変わっています。
この車両、どの座席も綺麗に窓の柱と被るようになっておりまして、クリアな眺望を得ることが出来るポジションが一つもありません(^^;; 窓3枚に対してクロスシートは3列なのに、なぜこのようなことになってしまったのでしょうか。
・・ははぁ、犯人はあなたですか(^^;; 固定クロスシート捻出の関係から、中央のドア横は2人掛けのロングシートとなっています。結局クロスシートを設置しても窓割りはぐちゃぐちゃなのには変わりありませんが(^^;; どうしても座席定員は確保したかった事情があるのでしょう。ですがこれ、集団見合い配置にすれば一つはベストポジションが生まれたのでは?(^^;; 両側で袖仕切りの形状が違っているのもポイントです。
車端部はロングシートのままとなっています。ドア付近と座席下に滑り止めマットが敷かれています。
・・さて、もうセミクロス車だけでお腹一杯になりそうですが、4両編成中梅田方から2両目は、ロングシートのままとなっています。そして2/3の編成は、3000系 1次車
の増結用として新製された車両のため、車内もどこかレトロ感漂う雰囲気となっています。画像はその編成です。
座席に関しては、1次車のような低い座面、特徴的な袖仕切りとはなっておらず、3000系列でよくみかけるタイプのロングシートです。ですが窓が非ユニット窓となっており、日除けも他車がベージュ色なのに対して緑色となっています。
現在は5000Fの6両編成化により予備編成指定を解かれていますが、5000系4連に次いでアタリS特急・普通車として活躍しています。