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近鉄9020系 9820系 6820系

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車内観察日記
近鉄のシリーズ21ではロングシート版としての肩書きを持っています。基本編成が9820系、付属編成が9020系です。遠目からでは5820系などと違いがほとんど見受けられないため、やってきて車内を見てガッカリすること請け合いです。ちなみに、個人的にはこの系列のVVVFは三菱派です。

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トップナンバーに遭遇したので一枚。基本的に近鉄京都線、奈良線と、阪神線への直通運用に使用されています。
 

こちら南大阪線系統の6820系です。9020系の狭軌版と言ったところですね。2両2本のみの存在で、それ以降の増備がありませんねぇ・・。

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車内です。カラーコードは5820系と同一です。

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こちら後期車。なにやら少し寒々しくなりましたね・・。

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ドアです。まずはLED表示機のあるドアから。前期車・後期車と並べてみました。前期車はLED表示周辺に飾りとしてライン状の模様が入っていますが、後期車では省略され平凡なデザインになっています。そしてそれぞれに・・というより近鉄のLED全般に言えることですが、やっぱり表示、小さくないですか?

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というわけでLED表示のアップを。デザイン性の差は明らかですよね。

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LED表示の無いドアです。ドア自体は化粧板が貼られ、窓も出来る限り大きく取られたものです。ドア-座席間にあまりスペースは取られていません。

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天井です。こちらも前期車・後期車の順に並べてみました。後期車が寒々しく見えた原因はやはり蛍光灯カバーの省略の影響です。前期車ではただカバーを被せるだけではなく、デザインにもこだわった創りがされているだけに、こうやって並べると後期車での安っぽさや、ぬくもりの無さが際立ってしまいます。

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車端部です。このほかにも両側に座席が設置されたタイプも存在します。妻窓がなくなったためにどこか閉鎖的な印象です。また仕切り扉の窓ももう少し下に伸びるとつまづき防止にも役立つのではないでしょうか。

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最前面です。直後に座席はありません。正面の貫通扉は中央に配置されていますが、乗務員室との仕切り扉は引き戸式とされ、右側に寄せて配置されています。あまり前面展望は考慮されていません。

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併結するとこのような感じです。仕切り扉で区切られれているためか、混雑時に一部の人々に人気なようです。

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窓です。大型の一枚窓は眺望性抜群です。これで奈良線名物の平城京ブッタギリや大阪平野の夜景も・・あ、ロングシートでしたorz 日除けはフリーストップ式のものを採用しています。

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座席です。6人掛けのバケットシートになっています。両端は「らくらくコーナー」と呼ばれ、優先座席と一般座席の中間という位置づけがなされています。これは座席幅を中間4席よりも拡幅し、お年寄りが立ち上がることを想定して両側に肘掛を設置したものです。発想としては良いものではないかと思います。あくまで「発想」は。袖仕切りの先端からは握り棒が壁に向かって伸びています。これにより立ち席との分離が図られています。

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優先座席です。背ズリと座面との間のスペーサーをオレンジとし、背ズリ上にシールを貼ることで区別しています。

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車端部は4人掛けです。座り心地は言わずもがな、硬いです。どうしてこうなる近鉄。短距離での利用では高加速もあいまってなかなか食いつきのいい座席だとは思うのですが、15分ほど乗車すると硬さで背中と臀部に痛みを感じます。これではせっかくのらくらくコーナーの意味もあまりないのではないでしょうか。JR西日本の321系でもそうですが、硬くしたからといってお年寄りなどの方が立ち上がりやすいかと聞かれれば決してそんなわけありません。関西では南海8000系に代表される首都圏で絶賛増殖中の総合車両標準車体の座席と比べると、背ズリが無駄に張り出していないので小マシと言ったところでしょうか。それでも立てば苦行、座っても修行の様相を呈しています。

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車椅子スペースです。側面にヒーターと手すり、妻面に非常通話装置が設置されています。この辺は一通り揃っていますね。
 

さて、近鉄では最近になって内装を一新した編成がチラホラ出ており、シリーズ21も例外ではありません。で、その内装一新車の9020系をキャッチしましたが、よりによって1本しかいない大阪線系統に所属する9050番台でございました。
 

車内です。赤い座席モケットはどこへやら、よく言えばクール、悪く言えばグレートーンで寒々しい印象となりました。
 

座席です。明るい灰色と背ズリに模様入りの黒いラインが入ったデザインとなりました。せっかくのらくらくコーナーもいっしょくたにされてしまっていますね。
 

優先座席です。こちらはオレンジに黒いライン、ライン部分にはピクトグラムを散りばめています。確かにこれだけグレートーンにされれば優先座席が目立つというものです。
 

車端部の4人掛けです。座り心地は相変わらずの破綻ぶりですね。モケット変更に合わせて詰め物も交換されたのかもしれません、なんだか着座位置が判然としない印象でした。長く乗車すると、やっぱり疲労を伴うんでしょうね・・。外観画像のように短距離の普通列車に入るのが適任かと思われます。
 

で、その優先座席バージョン。袖仕切りの外側は背ズリのラインと同じデザインですね。
 

フリースペースです。ベビーカーマークが追加されました。

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