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Channel: 車内観察日記
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JR東海311系

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JR東海初のオリジナル近郊型電車、311系です。とは言え、足回りはほぼ211系を踏襲していますね。前面表示の配置も211系に倣っているように思います。導入当初は新快速などに使用されていましたが、現在は普通列車を中心に使用されています。ロングシート王国、静岡地区でも豊橋~浜松間では恒常的に使用されているので、運がよければ少しだけ苦痛が緩和されるかも(笑) あとは一本だけ掛川までも使用されているようですね。

車内です。なんというか、東海らしいグレートーンの車内となっています。

ドアです。211系と同様となっています。

そして締切表示も備わります。211系の時は非表示時を載せましたが、今回は表示されたものを。この車両が導入された時期、半自動スイッチの搭載は出来なかったのでしょうか?

天井です。蛍光灯にはカバーがかけられました。つり革はドア付近のみの設置で、座席上には設置されていません。おかげでスッキリしてみえる反面、つかまる物が少ないのが難点ですね・・。

車端部です。壁には同時期登場の221系よろしく、LED表示機が設置されています。デジタル時計併設なのに時代を感じますね。ただ出っ張って取り付けられているため、後付けのように見えるのがデザイン的にはどうでしょう・・。

仕切り扉の色違いの編成です。緑色になっています。

トイレのある車端部です。

最前面です。「ワイドビュー」を謳い文句にしている特急を走らせている車両だけあって、近郊型電車でも仕切り窓は大きく取られています。しかし近年の安全対策意識の向上のためでしょうか、非常梯子が置かれたため、窓が一番大きい車掌台側すぐ後ろに立つことは出来なくなっています。

窓です。配置は211系に準じています。柱にはコート掛けも備わります。

座席です。全席クロスシートとなっています。窓側にも肘掛が備わっています。この頃のクロスシートはやはり詰め物がしっかり入っていて座り心地も上々で好印象です。今の鉄道会社や、座席を製造している会社に、この頃の商品を片っ端から研究してもらいたいほどに。ドア横は固定クロスシートとなっており、頭部が立てられており、より自然な姿勢になるようになっています。

戸袋にかかる部分は窓枠が使えないためテーブルが備わっています。幅としては窓枠部分と同じ長さで、ペットボトル程度ならギリギリ置くことが出来る広さです。窓枠に使用感を合わせたと考えれば納得が行きますが、ほぼ同じ大きさと思われる221系や223系0番台 ・1000番台のテーブルと比べると使い勝手は良いとは言えませんねぇ・・。

固定クロスシート背面は垂直ではなく逆傾斜となっています。空間をなるべく広く取りたいという考えゆえでしょうか。


車椅子スペースです。転換クロスシートを二脚撤去し、固定クロスシートを移設してスペースを捻出しています。付帯設備は握り棒と手すりとなっています。

車端部のボックスシートです。妻面側の座席幅が少し切り詰められているのは国鉄時代からの伝統ですね。良いか悪いかは別にして・・。

優先座席部のボックスシートです。ヘッドレストカバーが白になっています。非常に分りにくいですが(^^;;


最後にトイレです。中は和式となっています。左手に窪みがありますが、ここには元々公衆電話が設置されていました。後々になり携帯電話の普及や、携帯電話そのものの使用マナーの変化もあり、今では撤去され握り棒が設置されています。やはり時代を感じさせますねぇ


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