6000系 が高野線に導入された頃、南海本線ではこの7000系が導入されました。当時の南海本線は踏切が多く、事故損傷時に修繕がしやすいように普通鋼製となったことから系列が分けられています。・・まぁこの普通鋼製車体故、海沿いを走る南海本線の走行環境はお世辞にも良いとは言えず、「塩害魔王」というあだ名が付けられている訳で・・。
運用は特急サザン(自由席車)から支線のワンマン列車まで幅広く使用されています。なお今回は画像少な目です。詳しくはこの系列の弟分である7100系
をご覧ください。
ドアです。6000系と同じく片開きとなっています。やはり開閉はなかなか豪快ですよ。撮影後に画像を見ていて思ったのですが、多少トリミングしても全体がスッポリ写っているところを見ると、やっぱりドアの縦の長さ、短いですよね?
最前面です。6000系でもそうですが、やはり車掌台側の小さめの仕切り窓が非常に気になります。仕切り扉は南海ではよく見かける横引き式です。
窓です。2段窓となっています。故にすれ違い時のバタつき(というより衝撃そのもの)は相当です。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。ちなみに手前の窓は戸袋窓です。横2枚の窓とのデザインをなるべく合わせるようにしています。
座席です。画像はドア間の6人掛けです。袖仕切りはパイプ式です。肘掛としての機能はほとんどと言って良いほど考慮されていません。座り心地はこの時期の南海電車ではよく見られる、背ズリプニプニ、座面フカフカの大変良好なものです。今後この手の座席がどんどん減っていくと思うと、少し寂しいですなぁ・・。
8000系増備や2000系 の南海本線転属などにより、7000系は少しづつではありますが置き換えられつつあります。乗車・記録はお早めに・・といいつつ、5~10年は走るように思うのは僕だけでしょうか(^^;;