高知市内の足、とさでん交通の主力の一角となっているのがこの600形です。伊野線は峠越えやタブレット交換も有ったりと中々見所の多い路線でもありますね。峠越えでの吊り掛けの唸りにこちらが唸りそうになります(笑)
車内です。全体的に青々した色調の変則2扉ロングシートとなっています。
入り口のドアです。最近見る機会が減ってきたプレスドアで、足元のステップは二段式で縁に黄色の警戒が追加されています。
出口のドアです。運転台側に開く関係で戸袋の面積を少なくしたかったのか二枚式です。乗客が降車する導線を考えればこちらの方がいいですが、メンテ部品が増えることを考えると客室側に開く方がいいと思います。
運転台です。中央に運賃表示機等を付けた仕切りを配置し、左側に運賃箱を付けることで客室と仕切っています。乗務員の出入りは右側から、その窓部分にはタブレットも見えますね。
ふと上に目をやると…運転台部分はなんと非冷房、小さい扇風機がセットされています(^^;; 運転士さんも大変ですねぇ。
こちらは客室の天井です。安心の冷房改造が行われており、中央部分はダクトを通しているためやや張り出しています。
吊革の持ち手は円形ですが、回して持ち変えることが出来ないあまり見掛けない形状です。
荷棚は懐かしの網棚で、慣性の法則で滑り落ちないようパイプ構成の仕切りもあります。
こちらはバージョン違いでして、照明にカバーがかかっています。
更に更に、こちらは荷棚がパイプ式になっています。探せば他にも沢山ありそうですね…。
窓です。二段式で、下段は開閉可能です。今では換気のために開ける局面があるのかもしれません。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプ、柱にある降車ボタンは新しいタイプに交換されています。
座席です。こちらは4+4の8人掛け…でしょうか、多分それくらいです。袖仕切りはパイプ式、ラバーを巻いて衝撃の吸収と冷たさの軽減に寄与しているのは拍手ですが、袖仕切り自体の実用性はイマイチだったりします。
優先座席とセットになった区画です。優先座席は背ズリにピンクのカバーを付けています。
運転台右側の4人掛けです。座面はそれなりのスプリング感ですが、背ズリはほぼ直角と短距離利用念頭と言ったところですね。
最後に立ち席スペースです。窓に乗り出し防止のバーが入っています。