渋谷のシティボーイが遠く離れた九州は熊本にセカンドライフを過ごしに来た感(というか事実)のある、熊本電鉄の01系です。東京メトロ銀座線の01系を、形式もそのままに譲受して運行しています。
元々アルミ無塗装車体でしたが、この編成は全面ラッピングが施されています。何でも、メトロ時代より洗車の回数が減ることで汚れが目立つそうで、それを隠すためなんだそうな…。それにしても、くまモンの圧がすごい(^^;;
でもね、それよりもこっち側のサイドから見てる人たちからすれば、こっちの方がよっぽど衝撃。第三軌条集電方式を採用していたものを、無理やり架線集電方式に変更しています。銀座線に…パンタグラフが…(笑)
御代志方は…くまモンのテンションが高い(笑) 01系がここへやって来たのは東京メトロでの廃車が丁度良いタイミングで出たというのも有りますが、熊本のファンからのごり押しも決めての1つだったそうです。譲渡を決めた後に軌間が異なることに気付くうっかり(?)もあったそうですが(笑) また先頭車が電装化されていなかったため、制御電動車化も行われたそうな。西鉄テクノサービスさん、お疲れ様です…。
03系との並び。01系自体は2編成譲渡されており、もう1編成はくまモンデザインこそ同一ですがフルラッピングではなく一部ラッピングに留めています。
車内です。座席モケット等はそのままですが、フルラッピング編成は至るところがくまモンで溢れており非常に賑やかですね。
ドアです。もっと撮るドア選べよ、って感じですが(笑) モノ自体は変わっていないものの、ラッピングで印象は大きく変わっています。
各ドアでデザインが変えられており、熊本の特産や四季の風景を背景にくまモンを追加しています。
その他も。テンション高めのくまモンはここにもいました(笑)
かつて電光式の路線図があった部分は、上からステッカーを貼って普通の路線図になっています。
車端部です。一応仕切り扉は残されていますが、ワンマン運転のため普段は開きっぱなしにされています。
車椅子スペースを有する車端部です。車端部に関しては広告のステッカーが変わったくらいで、目に付く変更点は有りません。
大きく変わったのがこちら最前面。ワンマン運転のために手が加えられており、ざっと見ただけでも運賃箱・運賃表示機やチラシ(笑)の追加と、仕切り扉の窓の撤去が行われています。シティボーイも、ローカル線仕様になっております。
天井です。照明が直管式のLED灯に変更されたため、化粧板の作用もあって明るくなりました。この時期の車両に見られた独特な荷棚がそのまま使われています。
窓です。全区間地上の走行となったものの、相変わらず日除けは有りません。いつまで地下を走ってるつもりなのか…。
座席です。この時期のメトロ車となればどうしても縱アンで撮りたくなりますね(笑) 袖仕切りは荷棚まで繋がっており、慣性の法則による荷物の滑り落ちを防ぐ役割も兼ねています。化粧板にはやはりくまモンのステッカーが貼られていますが、座席のモケット自体はメトロ時代から変わりませんね。
優先座席です。青いモケットはこちらも変わりません。座り心地もこの時期らしい多少の柔らかさを持ったバケットシートで、今の乗車時間ではピッタリです。