需要が旺盛な北陸本線のサンダーバード、4000番台のリニューアルに引き続き、流線型の0・2000番台にもリニューアルが進められています。それにしても、貫通型に合わせたって言ってもこんなチョロっと青を入れることも無かったろうに…。もうちょっと大胆に攻めてもよかったのでは?
で、貫通型の方は見慣れた目の下クマの寝不足スタイル。
サンダーバードが側面に描かれているのもお馴染みです。これで「サンダーバード」が“雷鳥”から来ていないことを示しているんでしょうね、雷鳥ってこんなに俊敏に飛びませんし。
列車自体はサンダーバードの他、七尾線方面の系統分割された「能登かがり火」にも…3両編成が入ってますね、今は…。
普通車で変わったのは、バリアフリー対応トイレのみが洗浄機能付き温便座になったこと。付くだけいいって考えでしょうか、どうせなら全箇所そうして欲しいものですが…。
車内です。座席はそのままに、モケットを4000番台と同じものに交換しています。
という訳でその座席です。座席自体はモケット以外変わっていないのが逆に良かったと思います(笑)
一方で、肘当ても従来通りで灰皿設置用の金属部分はそのまんま。出来ればここを塞いで肘当てを延長して欲しかったというのは普通席にして贅沢でしょうか。
2000番台は元々ありましたが、0番台もデッキ仕切り際がオフィスシートになりコンセントが付きました。一歩踏み込んで窓側にも、とはならなかったようです。
バリアフリー対応の1人掛けです。やや窓から離れてセットされているのはいつものことです。
全展開の図。シートピッチの関係で、インアームテーブルとサイドアームテーブルは両方開くと干渉します。
壁際のオフィスシートのテーブル裏には、非常ボタンと非常灯がセットされています。テーブルを展開しないと気付けないのはやはりイマイチですが…。
そしてモケット違いの車両です。
デッキとの仕切りです。こちらは特に変わらないようですね。
座席です。触り心地としてはこちらの方が良いかと思います。青系のモケットは、ややプラスチッキーな安っぽさを感じます。
そして1人掛け。なおこの座席は他の特急列車と同様、通常は指定出来ません。
そして、全展開の図。サイドアームテーブルが無い側のアームレストは跳ね上げ可能です。
このように通路側固定も出来ます。
で、一番変わったのがグリーン車です。全体的な雰囲気は普通車同様、4000番台に合わせたものになっています。
デッキとの仕切りです。化粧板が交換され、青系の灰色から壁を焦げ茶色、仕切り扉を赤系の木目調に仕上げています。
最前面は焦げ茶色一色。出口は反対側、ということを示していると言えます。
窓です。柱の飾り照明は残され、荷棚の読書灯も角度可変式です。この辺は4000番台とは雰囲気や機能性ではまだまだ格差が出ているところと言えます。
座席はやはり4000番台リニューアル車同様、新しいものに改座されています。
座り心地については4000番台リニューアル車の項で「これでもか」と言うほど書き散らしたのでもう書きませんが、何から何まで最悪です。私の知っているグリーンは完全に死んだ…。グリーン車も元の座席をリフレッシュするだけにしとけば良かったものを…。
唯一良い点として挙げられるのは、0番台には無かったコンセントが全席に付いたことでしょうか。ただ一気にフリーWi-Fiも…とならなかったのが少し残念ですね。
続いて向かい側の1人掛け。コンセントは左側に付いています。
今しばらくは「サンダーバード」として活躍するであろうこのグループ、普通車に関してはコンセント設置という多少のファインなリニューアルもありましたので、乗るならそちらの方がオススメです。