「単車」、バイクのことではなく、広島市内を走る路面電車の内単行運転を行う列車を指します。主力となるのが800形で、初期に投入された車両はこの顔です。
続いて二次車的存在のこの車両。窓周りが黒く塗装されていますね。
こちらも同じく。これだけで随分と引き締まった印象です。
そして最終グループがこちらで、ライトが角形に変更されています。
5、6、8系統をメインに活躍しています。
車内もちょちょいと違いはあるものの、基本はこれ。暖色系の色使いは広島らしいですね。
入口のドアです。両開き式で幅は十分ですが、この時代の路面電車には付き物のステップがあるため効率向上とまでは行かなさそうです。
出口のドアです。こちらはスペースの関係で片開き式です。
運転台方向を見てみます。定額区間での走行が基本なので運賃表等はありません。前面展望は右側から、左側でも出来なくは無いですが少し遠くなる上出入りする人でちょっとせわしないと思います。
天井です。照明はカバー無しの蛍光灯、冷房は付いていますがラインデリアは有りません。中央に設置された吊革はやはり広電らしいです。
窓です。戸袋窓以外は二段窓、柱には降車ボタンが備わります。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプ、戸袋窓部分にもありますが引き下げるがやめるかのどっちかになります。
座席です。こちらは10人掛けで、モケットは5+5、ポールは3+4+3で区切るように入っており、都合区切り方は3+2+2+3と言った感じですね。
優先座席とセットになった8人掛けです。車掌さんのドア扱いスペースの関係で背中当てがあり壁となっています。
で、後期では着席区分が付けられた座席となり、占有面積が明確になっています。ただバケット形状では無いので思い思いに座られている印象ですね。