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Channel: 車内観察日記
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伊予鉄道モハ5000形

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伊予鉄道では段階的に新型車両を導入していますが、2010年代以降も継続して超低床車が導入され続けています。2017年以降に投入されている系列が、このモハ5000形です。

 

アルナ車両のリトルダンサーシリーズで、単行車両で流線形となった前面になっています。これ、2両編成以上では珍しいと思うんですけど、単行車両では珍しい気がします。シングルアームパンタの取り付け位置、逆の方が締まりがいい気がします。

 

台車にはカバーが付いています。そして、伊予鉄道では乗務員室の側面窓にもワイパーが付いているのが特徴ですね。

 

基本はオレンジ色塗装ですが、多くの車両が広告車両となっています。

 

車内です。床面が高い従来車と同様の輪軸を搭載した台車を搭載しつつ低床化を図るため、いわゆる部分低床車となっています。

 

ドアです。スライドドアとなっており、戸袋窓を省略しています。窓はモハ2100形より小さくなっていますが、何があったのでしょうか。

 

運転台です。客室の一部は高床構造となっており、ここに台車などを配置しています。健常者の利用を想定した区画ですが、さすがに段差が大きすぎるのでステップが付いています。

 

天井です。照明はLED灯、カバー付きでスッキリしています。冷房装置が載った中央部は一段下がっていますね。

 

窓です。日除けが省略された二段窓で、上部が内折れ式で開閉可能です。モハ2100形は固定式だったので、(元々は)緊急時の換気用とかなんでしょうね。

 

座席です。まずはドア間の8人掛けで、一人ずつクッションが分割されたスタイルになっています。近年導入した車両にしては珍しく座面下が埋まっております。袖仕切りは大型化されています。

 

2人分は車椅子スペースとなっており折り畳みが可能になっています。座席側の袖仕切りは大型部分に合わせて斜めに切り落ちていますが、使用感として使い勝手が悪いです。

 

台車上の4人掛けです。ここからは前面展望も可能です。座り心地は柔らかめ、モハ2100形に比べて非常に優しくなりました。ただ背ズリがほぼ直角なので、ちょい乗り以上のものを求めるのはよくないでしょう。

 

で、こちらにも折り畳み座席が有ります。乗務員の乗り降りのために折り畳み式になっているんでしょうね。

 

乗務員室との仕切りにはLED表示機。LCDディスプレイでないのが少し前時代的ですね。

 

天井部分には防犯カメラが付いています。隅には車番とメーカーズプレートがあります。

 

伊予鉄道の新しい風、今日も松山市内を走り回ります。

 

 

 

 

 


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