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JR四国初の特急型電車、8000系も登場から早30年、20年前に1度目のリニューアルが行われていますが、時代に合わせた旅客需要に対応するべく、2023年より二度目のリニューアルが実施された編成が出ております。
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塗装は8600系をベースにしたもので、いやはや流線型の非貫通先頭車によく似合っています。ロゴも8600系に合わせた”SETOUCHI STREAM EXPRESS“となっていますが、イラストの疾風はあちらよりもさらにシャープなものになっています。制御装置も8600系と同等のものになり、まだまだ使い倒す気満々です。
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今回は付属編成の8号車、指定席車をご紹介。まずはデッキ、ドアからです。自由席車とは一転して暗い色調でまとめており、壁が黒、床面を濃い色のフローリングを使用しております。一方でドアは一次リニューアルで使われた普通車指定席の色であるオレンジを引き継いだ化粧板を貼っています。
自由席車からの図。色調で明確に料金格差を設けていますね。
車内です。カラーコード自体は一次リニューアル時代を引き継いでいますが、全体的なデザインを一新して登場しています。
デッキとの仕切りです。仕切り扉を黒にしたツートンの仕様にして、LED表示機はフルカラータイプになっております。また今回のリニューアルで、バリアフリー対応席が設定されています。
最前面です。相変わらずデッキを挟んでいるため、前面展望は出来ますがやや遠くに感じます。最前列については、機器が張り出しているため荷棚は使い物になりません。
天井です。元々半間接照明でしたが、メイン照明は間接照明に、更に荷棚下に補助照明として間接照明を追加しています。近鉄特急みたいになりましたね(笑)
窓です。元々日除けは横引き式のカーテンでしたが、カーテンレールを追加してフリーストップタイプのロールカーテンに改めています。
座席です。指定席車については二度目の座席換装が行われています。足元の冷房配管は、重心を低く取らなければならない振り子車両としては仕方ないですね、平成初期登場でもありますし…。配管上には一応足を置くことは出来ますが、窓側はやはり窮屈ですね。
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座席はE235系1000番台のグリーン席をベースにしたものとなっています。モケットが異なるのはもちろんのことですが、振り子車両による左右への揺れを考慮してか、持ち手が握りやすいよう大型になっているのが異なる点ですね。
車両中央辺りには冷房ダクトが通る区画がありまして、ここは配管の上に足を置くことも出来ません。ただただ窮屈な区画となります。松山方面でしたら8号車の5、7番、高松(岡山)方面でしたら4、6番が該当ですので、ご参考までに。
肘掛けにはコンセントが設置されており、全席で電源を提供しております。この辺りが自由席との格差でもありますね。
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今回のリニューアル以前より設定されていたパソコンテーブル席はリニューアル後も健在です。テーブルは折り畳み式、テーブル下のボタンを押すことでロックが外れ、折り畳みや設置をすることが出来ます。座席自体は硬めのそれ、振り子車両の割にはバケット緩めで、包まれるような感覚はありません。車体傾斜装置は遠心力を打ち消すためのものとは言えそれでも身体は左右に振られるため、座席にはもう少しホールド性がある方がよいように思います。
そして今回設定されたバリアフリー対応席です。JR東日本HB-E300系などのリゾート車両に搭載されたものをベースにしています。
リクライニングの図。インアームテーブルがあるように見えて、テーブルは壁際の折り畳み式テーブルか一般座席のシートバックテーブル利用で、アームレストの蓋は固定されています。
通路側に固定することも出来ます。出自が異なることもあって座り心地も一般座席とは違いまして、こちらはクッションが柔らかめになっています。柔らかすぎてコシが無く、座面は座りどころを探すのが少し難しいです(それでも一次リニューアル車のS-SEATよりははるかにマシですが…)。また背ズリも肩部のクッションの張り出し方が悪さをしてまして、多少リクライニングして使わないと違和感を覚えます。
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