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Channel: 車内観察日記
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都営12-000形

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最近都市圏の新規に開業した、直通運転を行わない独立路線で増えてきている鉄輪式リニアモーター地下鉄。直通運転が基本である東京都内にもリニア方式の地下鉄が存在します。都営大江戸線で、都庁前から両国・清澄白河・門前仲町・築地市場を経由し都庁前まで円形に一周し、更に枝線のように中野坂上・練馬を経て光が丘までの「の」の字路線となっています。そこで活躍するのが12-000形です。アルミ車体で、1・2次車は塗装されていますが、3次車からは無塗装となっています。


車内です。一般的にリニアモーター地下鉄といえば15m級車両が多いのですが、この車両は16m級となっています。他には福岡市交の七隈線が16m級で、横浜市交のグリーンラインが微妙なところでしょうか。


ドアです。LED表示機が有るドアとそうでないドアを並べてみました。化粧板が貼られたドアです。ドアレールが残っているのが意外といえば意外です。


最前面です。ホームの大半が島式のため、運転台は右側に設置されています。その関係で仕切り扉も左側に寄せてあります。運転台直後には大型の窓がありますが、先頭に立つ場合には遮光幕が降ろされます。かつては遮光幕が無かった編成も存在するとのことです。


車端部です。画像は優先座席。仕切り扉は全車両には設置されておらず、風の通り抜け防止という意味でのみのようです。地上区間を走ることはありませんが、妻窓もあります。

天井です。蛍光灯は基本的に剥ぎ出しとなっていますが、ドア上のつり革が短い区画の蛍光灯のみ、接触防止のためにカバーが掛かっています。


後に増備された編成では、安全基準の向上に対応し、格子状のカバーに変更されています。


窓です。1段窓で、地上区間は走行しないため日除けはありません。

座席です。ドア間は7人掛けです。袖仕切りは凹型にパイプを組み合わせた特殊な形状となっています。使い勝手はあまり良いとは言えません。縦のパイプがもう少し通路側に寄せられていればよかったと思います。


車端部が4人掛け、優先座席は青色のモケットになっています。座り心地は硬めです。形状は悪くないので、短距離ならば全く問題ありません。というか、あの「の」の字運転で長距離を乗り通すケースは、よっぽどの物好きでなければ有りません(笑)

車椅子スペースです。付帯設備は握り棒、非常通話装置、固定用具と一通り揃っています。

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