僕が南海本線で見つけるのがなかなか難しいと感じているのがこの少数派、9000系です。編成単位としては4連5本、6連1本が存在していますが、南海の内規の都合により9000系は4連では使用できないため、8連で使用することが多く、必然的に稼動編成は8連2本と6連1本ということになります。そりゃ見つけるのも至難の業になりますわな・・。そしていざやってきたかと思えば回送になり車庫に引き上げ・・。まるで狙いすましたかの様です(^^;; 主に空港急行や区間急行などの運用に就いていますね。
最近、側面の灯具類が幅広車に合わせて飛び出た仕様となりました。とある動画では「横ち○ビーム」と呼ばれているようで(^^;;
車内です。南海の通勤電車では珍しく暖色が入った車内となっています。
ドアです。化粧板が貼られたドアはごくごくありふれたもので、特に目立った点はありません。
天井です。黒に塗装された冷房吹き出し口がメリハリをつけています。蛍光灯ははぎ出しで本数は少なめです。
反対側はドアと妻面までが長くなっています。どうせならば合わせればいいのにと思うのは、普段種類が少ない19m級3扉車に乗ってる影響でしょうか・・。
最前面です。直後に座席も設置され、前面展望は比較的良好です。
座席です。ドア間は6人掛けです。従来車との変更点は何と言っても袖仕切り。パイプ式から板状のものになりました。木目の化粧板が貼られているため、グッとお洒落に見えます。個人的に南海の通勤電車はグレートーンというイメージがあるので、9000系においてそのイメージを多少払拭してくれているのがこれなんでしょうね。それでいて、実は形状はパイプ式のものに合わせられていて、形状としての使用感は変わらないようになっています。よって緩く傾斜したそれは肘掛としては少し使いづらいです。
長い車端部の5人掛け。個人的には袖仕切りにわざわざ穴をあけなくても・・と思うのですが、ここはデザイン性でしょうね。
短い車端部の3人掛け。消火器は割とコンパクトに収まっています。座り心地は安定の南海クオリティ。背ズリはプニプニ、座面は適度な硬さです。ただやはり個体差があり、両端の場所が経っているため一番よく沈み込みますね。